カテゴリ:過去のフェア( 74 )

それぞれのゴールに向かって走れ!

a0304335_08432473.jpg




a0304335_08433774.jpg

『新・箱根駅伝』 酒井政人

『ラン』 森絵都



a0304335_08452884.jpg

『駅伝ランナー』 佐藤いつ子

『800』 川島誠



a0304335_08463077.jpg

『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子

『世にも奇妙なマラソン大会』 高野秀行



a0304335_08475512.jpg

『風が強く吹いている』 三浦しをん

『あと少し、もう少し』 瀬尾まいこ



a0304335_08485918.jpg

『強奪箱根駅伝』 安東能明

『長距離走者の孤独』 アラン・シリトー 訳=丸谷才一、河野一郎



a0304335_08501763.jpg

『標なき道』 堂場瞬一

『走ることについて語るときに僕の語ること』 村上春樹



a0304335_08511674.jpg

『シティ・マラソンズ』 あさのあつこ、近藤史恵、三浦しをん

『遙かなるセントラルパーク』 トム・マクナブ 訳=飯島宏



a0304335_08523602.jpg

『チーム』 堂場瞬一

『ダッシュ!』 五十嵐貴久



a0304335_08534407.jpg

『走る哲学』 為末大

『流鏑馬ガール!』 相戸結衣



a0304335_08544706.jpg

『かんじき飛脚』 山本一力

『べんけい飛脚』 山本一力



a0304335_08554239.jpg

『走れ! T校バスケット部』 松崎洋

『白バイガール』 佐藤青南



a0304335_08564603.jpg

『走らなあかん、夜明けまで』 大沢在昌

『走れメロス』 太宰治



a0304335_08583413.jpg

『逃げ』 佐藤喬

『ヒルクライマー』 高千穂遙



a0304335_08594130.jpg

『自転車少年記――あの風の中へ』 竹内真

『サクリファイス』 近藤史恵



a0304335_09004502.jpg

『スマイリング!』 土橋章宏

『行かずに死ねるか!』 石田ゆうすけ



a0304335_09020083.jpg

『ババチャリの神様』 皆藤黒助

『ジョッキー』 松樹剛史



a0304335_09030554.jpg

『騎手の誇り』 本城雅人

『走る?』 柴崎友香、中田永一、東山彰良



a0304335_09042193.jpg

『犬と、走る』 本多有香

『彼のオートバイ、彼女の島』 片岡義男(品切れ重版未定)



a0304335_09120972.jpg

『ウォッチャーズ』 ディーン・R・クーンツ 訳=松本剛史(品切れ重版未定)

『ハンターズ・ラン』 ジョージ・R・R・マーティン、ガードナー・ドゾア、ダニエル・エイブラハム 訳=酒井昭伸(品切れ重版未定)



a0304335_09133693.jpg

『バトルランナー』 スティーヴン・キング 訳=酒井昭伸(品切れ重版未定)

『シービスケット』 ローラ・ヒレンブランド 訳=奥田祐士(品切れ重版未定)



a0304335_09175325.jpg






by dokusho-biyori | 2018-09-18 09:20 | 過去のフェア | Comments(0)

ページをめくって島旅へ

a0304335_08510597.jpg




a0304335_08512633.jpg

『THE ISLAND軍艦島』 佐藤健寿

『直島古民家シェア暮らし』 まつざきしおり



a0304335_08524956.jpg

『機関車先生』 伊集院静

『十角館の殺人』 綾辻行人



a0304335_08554876.jpg

『島はぼくらと』 辻村深月

『孤島の祈り』 イザベル・オティシエ 訳=橘明美



a0304335_08563442.jpg

『くちびるに歌を』 中田永一

『無人島に生きる十六人』 須川邦彦



a0304335_09005149.jpg

『漂流』 吉村昭

『エトロフ発緊急電』 佐々木譲



a0304335_09023708.jpg

『いなくなれ、群青』 河野裕

『宝島』 ロバート・ルイス・スティーヴンソン 訳=鈴木恵



a0304335_09040743.jpg

『ロビンソン漂流記』 ダニエル・デフォー 訳=吉田健一

『十五少年漂流記』 ジュール・ヴェルヌ 訳=波多野完治



a0304335_09053619.jpg

『「十五少年漂流記」への旅』 椎名誠

『イースター島を行く』 野村哲也



a0304335_09073602.jpg

『色のない島へ』 オリヴァー・サックス 訳=大庭紀雄、春日井晶子

『蠅の王』 ウィリアム・ゴールディング 訳=黒原敏行



a0304335_09135336.jpg

『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティ 訳=青木久恵

『ねずみに支配された島』 ウィリアム・ソウルゼンバーグ 訳=野中香方子



a0304335_09155123.jpg

『奇妙な孤島の物語』 ユーディット・シャランスキー 訳=鈴木仁子

『秘島図鑑』 清水浩史



a0304335_09234449.jpg

『T島事件』 詠坂雄二

『無人島セレクション』 無人島セレクション編集部/編



a0304335_09252637.jpg

『幻屍症(インビジブル)』 周木律

『世界史からこぼれ落ちた離島伝説』 おもしろ地理学会



a0304335_09264226.jpg

『図書館島』 ソフィア・サマター 訳=市田泉

『孤島パズル』 有栖川有栖



a0304335_09281955.jpg

『館島』 東川篤哉

『イルカの島』 アーサー・チャールズ・クラーク 訳=小野田和子



a0304335_09305062.jpg

『14歳の水平線』 椰月美智子

『ネプチューンの迷宮』 佐々木譲



a0304335_09321907.jpg

『ミコとまぼろしの女王』 作=遠崎史朗 絵=松本大洋

『地図から消えた島々』 長谷川亮一



a0304335_09335258.jpg

『青いイルカの島』 スコット・オデル 訳=藤原英司 絵=小泉澄夫

『ばらかもん』 ヨシノサツキ



a0304335_09353279.jpg

『漂流の島』 高橋大輔

『絶海の孤島』 カベルナリア吉田



a0304335_09371932.jpg

『ふたご島からの脱出』 SCRAP、鹿野康二

『池島全景』 黒沢永紀



a0304335_09393429.jpg





by dokusho-biyori | 2018-09-17 09:42 | 過去のフェア | Comments(0)

世界を変えた本と俺たちを変えた本

a0304335_11132666.jpg




a0304335_08203547.jpg


a0304335_06091649.jpg


a0304335_06092282.jpg


a0304335_06092704.jpg


a0304335_06094367.jpg




沢田: と言う訳で、エクスナレッジ『世界を変えた本』の刊行を記念して、座談会を開催致します。テーマはズバリ【俺たちを変えた本】です。まずは、それぞれ自己紹介を。

杉江: こんにちは。本の雑誌社の杉江です。本読みの総本山みたいなところに勤めているので、子どもの頃から本の虫だったように思われることが多いですが、18歳11ヶ月まで殆ど全く本を読んでませんでした。

沢田: そうそうオイラも、若い頃から本好きだったみたいな印象を持たれることが多いんだけど、中学高校は、バスケが上手くなることと女子にモテることの二つしか考えてなかった。

右田: エクスナレッジの右田と申します。親父が出版社勤務だったので、幼い頃から誕生日やクリスマスのプレゼントは常に本。お蔭様で立派な本嫌いになりました(笑)。だってファミコン欲しかったんだもの……。

杉江: この座談会大丈夫ですか(笑)? 出版、書店業界のメインストリームである、幼き頃からの本の虫がいないのでは? 本来はそっちが多いんですが……西尾さんに期待です!

沢田: そろそろ来る頃ですけどね。

杉江: と言った途端に来た(笑)。

西尾: 遅れまして申し訳ありません。右田様は初めまして。杉江さんはいつもお世話になっております。沢田さんは……今日も会ったのでとりあえずお疲れ様です。
 丸善津田沼店で文芸書を担当しております西尾と申します。学生時代からバイトで書店勤めを始めて、気付いたら人生の半分くらい書店にいる計算になります……。

沢田: で、私が進行役も兼ねます、丸善津田沼店の沢田です。皆さんヨロシク。 西尾さん、子どもの頃から読書家だった?

西尾: 子供の頃から本は好きな方だったとは思います。インドア万歳な性格だったので、小学校の図書室とか学級文庫とかは、結構読み漁ってた記憶はあります。ちなみに高校では図書委員でした。

沢田: 待望の、純粋培養的読書人だ。
 俺は、小中高の頃は、「男が本なんか読んでたらカッコ悪い」と言うか、男なら「腕白でもいい、逞しく育って欲しい」的な風潮が強くて、中一の時、国語の教科書に井上靖の『しろばんば』の一部、確か「どんど焼き」の場面が載っていて、面白かったから『しろばんば』を買って読んでたら、周りに馬鹿にされた。

西尾: 私個人としては読書男子素敵ですけど。なんていうか落ち着いた雰囲気があって。

沢田: 俺が小中の頃は「ネクラ」という言葉が流行った時代で、活動的でない人は片っ端から「ネクラ」のレッテルを張られたんだな。だから女子でも、休み時間に自分の机で一人で本読んでるようなのは、「ネクラ」な奴として、少なくとも男子たちの恋愛対象からは外されていたな。

杉江: うちの母親は乱暴で、本を読んでる男の子なんてもやしっ子だと考えてて、5つ離れた兄貴は末は博士かと町で言われるほど本の虫だったのに、本なんか読んでたらダメだ! って放課後、家からほっぽりだされ、大切な本を捨てられたらしいです。それを見ていた弟の僕はとにかく毎日野原というか校庭や近所を駆けずり回る男の子に育ち、本なんか触れちゃいけないもんだと思って暮らしてました。

右田: 本なんか触れちゃいけないってのも凄いな(笑)。

杉江: ところが大学受験に失敗し、浪人して予備校通いをしていた時にどうしても国語の成績が上がらず親友に相談したところ、本を読めと。そいつが杉江にはこれだろと薦めてくれたのが、村上龍の『69』『愛と幻想のファシズム』で、それをまさに寝食忘れて貪り読んで、翌日から人生が全く変わりました。

a0304335_06194586.jpg


沢田: 村上龍は、『だいじょうぶマイ・フレンド』を読んで、これは俺に読まれることを1ミクロンも想定していない小説だな、と悟って、以来無縁。

杉江: その作家の最初の一冊って大事ですよね。『だいじょうぶマイ・フレンド』は最初に読む本では絶対ないです(笑)。

西尾: で、杉江さん、村上龍で人生がどう変わったんですか?

杉江: 何が変わったかというと、人生の主導権が自分にある、って気づいたことなんですよね。それまで親や社会から、いい大学出ていい会社に入らないとダメな人間になってしまうと押し付けられてきたのが、「そんなの全然関係ないじゃん」と教えてくれたんです、本が。それから一気にダムが決壊するように本を読みました。

右田: 人生の主導権が自分にある。これ凄いなぁ。まさに俺を変えた本っすね。

沢田: 右田さんは?

右田: 僕は、19歳で働きもせずプラプラしてたら、見かねた親父に「家を出るか、働くか」の選択を迫られ、飛び込んだ人文書の出版社。ここで、ようやく読書と向き合い始めました。めちゃくちゃ晩成型です。

杉江: 入社して、いきなり営業に?

右田: 商品管理っすね。会社の1階が倉庫で毎日取次の集品トラックが来てました。埃と汗にまみれ、短冊挟んで出荷業務でしたね。たまに取次へ見本出し。ロン毛でGパンなおいらが窓口に並んでると100%白い目で見られましたよ(笑)。

杉江: たまにそういう場違いな人並んでますね。白い目で見てます、私も。でもそれだと本を「物」として接するからより読まなくなりそうなのに、よく本好きに変われましたね。

右田: 編集の仕事もやってて、編集者同士で飯食いに行ったりしたんですけど、そいつらがまぁ賢くて。「なんでそんなに物事知ってんすか?」って聞くと、「本読んでるからだよ」と。ちょいと憧れた。なんかモテそうだし。『ダ・ヴィンチ』買って、読書の習慣をつけようとしたのが始まりですかね。

沢田: うーむ、本を読むようになっても、物知りになった実感は無いな(笑)。

右田: そこなんすよ~。騙されました(笑)。

沢田: あ、でも西尾は30代の女性はフツー使わんし、知らんだろうという語彙を使いこなすよね。あれは多分、読書の賜物だと思う。

西尾: そうでしたっけ?

沢田: こないだも、会話の細部は覚えてないけど、結婚が云々という話をしていた時に、「あたしはどうせ、行かず後家でこのまま独身ですよ」みたいなことを言っていて、「行かず後家」って現実の会話で初めて耳にしたぞ(笑)。

西尾: 学生時代から語彙選択がおかしいっていうか古臭い的なことは言われてましたが……。自分としてはごく普通に使っているつもりなんですが。

右田: で、編集の先輩からオススメとして紹介されたのが筒井康隆。確か『最後の喫煙者』だったかな? ハマった。圧倒的にハマった。そして貪るように読んだ。

杉江: 筒井康隆といえば『文学部唯野教授』読んで、よくわからないけど面白いっていうか世の中にはなんか知らないことがたくさんあるぞって教えられた記憶がありますよ。

沢田: 筒井康隆、読んだこと無いんですよね、実は。

杉江: 今から読んでも、人生変わるかもしれませんよ!

沢田: この歳になって人生変えるの、めんどくせーな(笑)。

西尾: 右田さんの話が進まないじゃないですか(笑)。右田さん、続きを。

右田『虚航船団』は衝撃だったなぁ。内容は文房具vs.鼬というぶっ飛んだ設定。さすがはSF。そして、随所に登場する哲学者と哲学論。とうぜん哲学書など読んだこともなく、チンプンカンプンで理解するのが大変だったけど、何度も読み返した。

a0304335_06305209.jpg


沢田: チンプンカンプンなのに、よく読み返す気になったね。

右田:「これって、もっと本読んでたら、この本もっともっとモアベターで面白いんじゃね?」って。そうした意味で読書のきっかけを与えてくれた本でした。

西尾: なるほど、「よく分らなくてもこんなに面白いんだから、分るようになればもっと面白いだろう」ってことですね。

右田: で、当時話題だった『ソフィーの世界』(ヨースタイン・ゴルデル 訳=池田香代子)を先輩から借りて読んだ。そしてほとんど理解出来なかった19の夜でした。

沢田:『ソフィー~』は当時、流行ったよね。俺も何度も挑戦して、その度に寝た(笑)。

杉江: 沢田さんを変えた本は何なんですか?

沢田: 20歳の頃に何気なく読んだ『竜馬がゆく』にが~ん! となった。

西尾: 意外と定番が来ましたね。

沢田: 竜馬が暗殺されるってのは当然読む前から知ってる訳で、結末が分かってるのに感動出来るって事にも驚いたし、何よりも「本で泣けるんだ!?」と、その事にびっくりした。

杉江: 分かります。僕も村上龍に出逢った時は、その瞬間雷に打たれたというか、身体の中にぼうぼうと炎が燃え上がりました。

右田: さすが、炎の営業(笑)。

杉江: あの時、こんなに本って凄いものなのか、ならば俺は本を作るところで働くのだ! と決意し、大学進学をすっぱりやめてしまいました。なので僕ほどこの座談会にぴったりな人間はいないと思います。

沢田: 『竜馬~』の次に出逢ったのが、椎名誠の『哀愁の町に霧が降るのだ』。確か新潮文庫になったばかりじゃなかったかな。今は無き水道橋の旭屋書店で椎名誠フェアみたいなのをやっていて、当時は「フェア」という概念すら知らず、椎名誠なる作家も知らず、まさに本に呼ばれるように手に取ったらびっくり。

a0304335_08265781.jpg


西尾: びっくり?

沢田: 本って、笑えるんだ!! と。初めての体験だったね、小説読んでマンガ以上に笑ったのは。

杉江:『哀愁の町~』は僕も沢田さんと全く同じで、えっ!? 本ってこんなに笑えるの? こんなに面白いの!? って目から鱗が落ちました。

沢田: シーナ文学のあの可笑しさは、衝撃的でしたよね。吹き出すどころではなくて、呼吸困難レベル。革命的だとさえ、思いました。そして、「男なら、酒が飲めなくてはいけないのか」と気付き、とにかく酒の強い男になろうと、ガムシャラにビール飲んでました。真昼間のデートとかでも、相手がコーヒーだの紅茶だの飲んでるのに、俺はビール。そうしないと男がすたると思ってた。

右田: 酒の強い男になろう! っての分かります。北方謙三のおかげで寝酒がウィスキーになりやした。

杉江: 沢田さんの酒じゃないですが、『哀愁の町~』の影響で、男はアパートで共同生活せなばならんと中学の友達のアパートに住み込んでました。

沢田: 俺も、『哀愁の町~』読んですぐの頃、バイク仲間とアパート借りた(笑)。
 で、そのシーナさんが興した『本の雑誌』とはなんぞや? と探したら、当時は多分まだ直取扱いだったんでしょうけど、神田界隈には結構あって、初めて現物を手にしたのは、三省堂だったかなぁ。

杉江: 椎名さんと言えば、僕の人生を変えた2冊目の本は、『わしらは怪しい探検隊』と野田知佑の『新・放浪記』です。これを読んで今すぐ旅をせねば、カヌーに乗らねばと思い、お金を貯めるためにアルバイトを始めたんです。そのアルバイト先が八重洲ブックセンターで、2ヶ月バイトしてカヌー買って仲間と日本中の川を下りました。

a0304335_08390229.jpg


西尾: えっ、カヌー買ったんですか? 凄いですね。

杉江: 僕、子供産まれるまでカヌーイストだったんですよ!

沢田: 想像がつかん(笑)。『本の雑誌』で採り上げられてる本をコツコツ読んでる内に、読書の泥沼にずぶずぶハマッて、バイク通学の途中で三省堂か旭屋に寄って本を買って、日比谷公園のベンチで読みふける、という生活を続けていたら、大学を卒業できませんでした。

杉江: 本の雑誌でアルバイトしようとは思わなかったんですか?

沢田: 本の雑誌社のアルバイトなんて、信じられない読書量でないと無理なんだろうと。だって当時は、書評の文章も半分ぐらいしか理解できなかったような記憶が。因みに、沢野ひとしさんのマンガは難し過ぎて、未だに理解できません。

杉江: あはは。あれは常人には理解できません!

沢田:『本の雑誌』に出逢わなければ、まず間違いなく、本屋にはなってなかったと思います。

杉江: 当時、本屋さんを語るなんて、きっと本の雑誌くらいしかしてないですよね。

沢田: で、別な職業に就いて、もっと給料が良い人生を歩んでいたんじゃないか、と。

杉江: 問題は、給料が良い人生が、イコール「いい人生」なのかどうかってことですよね。
 僕も椎名誠に憧れて、本の雑誌社の求人広告を見つけ、もしかして本人に会えるかもと記念受験してみたら採用されたんですよ。それまで医学書の出版社に勤めていたので、本の雑誌社に転職しなければ間違いなく給料の良い人生を過ごしていたと思います。
 たまに人生としてはどっちが良かったんだろうって考えますが、その時の価値観を育ててくれるのもまた本なんですよね。

沢田: なんか、いい話っぽくなった(笑)。

右田: C・W・ニコル読んでからトレッキングブーツ履くようになった。人生は変わらんかったけど、ニコルによってファッションは変わった。

沢田: 俺は、宮本輝の『優駿』読んで、ダビスタにハマった(笑)。

右田: 最近だと『盤上の向日葵』読んで将棋指したくなったし。影響されすぎなのかしら?

a0304335_08462524.jpg


西尾: なんというか……お三方の話が濃すぎて、私もう傍観者でよくないかな? という気持ちになっております……。

沢田: いやいや、絵本でも教科書採用の童話でも何でもいいから、これ読んで価値観が変わった! みたいな本、あるでしょ。

西尾: 私は逆に、子供の頃から当たり前のように本を読んできたから、そこまで激しい衝撃を受けた記憶が余り思い浮かばないんですよね……。わくわくするのも泣けるのも、登場人物に共感したり反発したりするのも自分の中では普通というか。

杉江: 僕は逆に、西尾さんみたいな人がどうして本を読み続けられるのか不思議だったりしますよ。

沢田: 西尾さんみたいな人って、どんな人?

杉江: いや、僕らが経てきた衝撃的な体験も無く、読書を続けられるというのは逆に凄いなあと。

沢田: あ、そういう意味か。確かに、普段は比較的ドライだよね。

西尾: 読書を続けるということを特に意識したことないですね。そこに本があるから読むのが普通、というか。学生時代なんか、もちろん本も読むんですが、他にも暇つぶしに国語便覧とか辞書読んだりっていうのが私のまわりでは結構普通だったりしたんですが。
 私からしたら、本を読んでカヌー買ったりお酒飲んでダンディズム極めようとしたりするその行動力の方が驚きです。

沢田: こないだ有川浩『旅猫リポート』の感想訊いたら、「なんと、この私が泣きました!」って、自分で「この私が」なんて言ってたね(笑)。

西尾:『旅猫リポート』は泣かせるツボをちゃんと心得ているというか、結構テンプレ的な泣きの構造だったと思うんですよね。だから、普段捻くれてる私でも素直に涙腺直撃されたというか。

右田: テンプレっすか。他になんか無いですか?

西尾: そうですねぇ……小学校低学年の時に読んだ『鬼太郎の天国・地獄入門』(水木しげる)で死生観植え付けられたとかはありますが。

a0304335_08522849.jpg


杉江: 行動力って言うほど大袈裟なものでなくても、影響されたりしませんか?

西尾: 多少の影響はあるかもですが、それを実行に移すかどうかですね。仮に私が『哀愁の町~』を読んで影響を受けたとしても、友人と共同生活は送らないと思いますし。

杉江: いつだか考えたことがあるんですが、本の影響力で人生変えちゃったような人、つまり僕なんですが、いつまでも本に何かを求めているような気がします。ただ物語を楽しむとかでなく、その中から有益な何かを手に入れようとしてるというか、最初のガツンとした読書の追体験をしようと考えながら本を読んでいるような。

右田: 本に何か求めるってのもあるけど、何か始める時に背中をポンっと押してもらいたいってのもあるかな。そして押してもらって走り出す感じ。

西尾: 本に求めるもの……私は多分、自分が経験しえない事を追体験したいのかな、と思ってます。基本は日常を忘れるためのコンテンツというか。

右田: 僕は根っこに音楽があって、高田渡さんの影響で山之口貘の詩集と出会い、無我夢中に読みました。もっとちゃんと音楽やろうと思い、結構高額のギブソンのアコギを買いましたよ。もちろん月賦で。分かりやすい影響ですが、間違いなく俺を変えた1冊です。

西尾: あーそれはありますね。好きな人が「影響受けた」と言った本を自分も読むと。

沢田: それで思い出すのは『北の国から 89帰郷』で、蛍が憧れていたのが、緒形直人扮する和久井で、電車の中で和久井が読んでいた宮沢賢治を蛍も読むんですよね。
 そういう経験が自分にも無いか思い出そうとしてるんだけど、全然無ぇな。

杉江: 小・中と大好きだった女の子と高校卒業したときに本屋さんでばったり再会し、その子が当時大ベストセラーだった『ノルウェーの森』を買おうとしてたので、うちにあるから貸してあげるよって兄貴の蔵書無断で貸したんですよ。貸せばまた会えるでしょ? それなのに返しにも来なけりゃ音信不通だし、それ以来僕は村上春樹が大嫌いになり、人を信じなくなりましたね。

右田: その女の子は杉江さんの人生を変えてくれなかったんすね(笑)。切ない話だ……。

西尾: 人を信じなくなった、という点においては人生変えられちゃっているような気もしますが。

右田: それは先天性かも……(笑)。

杉江: えっ!?

西尾: ピュアだった人が人に裏切られるのを経験するのはとても悲劇ですよ……。

右田: 杉江さん。ピュアでなくて良かったですね。

杉江: あれ!? ピュアだったはずなんだけど……。あっ、ピュアだったら下心満載で本貸さないか。

西尾: この場合、村上春樹さんが流れ弾当たって被害受けてるのがまた……。

杉江: 一度も読んだことないですけどね……。

西尾: わたし、学生時代に書評で興味を持って『レキシントンの幽霊』だけは読みました。結果、余り自分の好みではないという結論に達してそれ以外を読んでないです。
 村上龍は『イン・ザ・ミソスープ』が新聞連載してるときに読んだんですけど、よく分らん、ってなってました。

a0304335_09020558.jpg


杉江: 西尾さん、両方とも最初に読む本じゃありません!(笑)

西尾: 私、初手を間違えてましたか……!

杉江: 僕は村上龍が語った本を片っ端から手をつけました。柄谷行人とか現代批評あたり。書いてあることが全然わかなくてこんなのみんな分らないんだろうと思ってたら、はじめに勤めた医学書の出版社の先輩達がこの手の本を語り合ってて、右田さんじゃないけど衝撃受けました。
 あと、ジャン・ジュネの『泥棒日記』も村上龍が語ってて、買おうとしたらその頃文庫が品切で、箱入りの『ジャン・ジュネ全集』というのを書いましたけど、結局一度も開かないまま人にあげてしまいました。

西尾: そういえば本と言われて小説とかそんなのばかり考えていたんですけど、沢田さん『ドラえもん』は人生変えてないですか?

沢田: うーむ、『ドラえもん』はむしろ、大人になってからの方が、「好き」の度合いが強いかも。小学生の頃は『平家物語』を読んで、多分、子供向けの抄訳版だったんだろうけど、名乗りがカッコよく思えたから一生懸命覚えて、自転車を馬に見立てて「遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ、やあやあ我こそは~」とかって、鎌倉武士ごっことかしてたな。

杉江: 一言言っておきますが、小学生で鎌倉武士ごっこしてたのは日本で沢田さんただ一人です!(笑)

西尾: 鎌倉武士より、どっちかというと平安貴族の変な笑い方をやってたような記憶が……。

杉江: 平安貴族の笑い方ごっこ!? この座談会どうかしてる!!

西尾: いわゆる麿っぽい感じで「~でおじゃ? ホーッホッホ」みたいな。子供って、そういう変な喋り方真似するじゃないですか?

杉江: しないじゃろ!

西尾: 一つ滅茶苦茶影響受けたのがありました。子供の頃に水木しげるさんの『ゲゲゲの鬼太郎』に触れて、長じて京極夏彦さんの『姑獲鳥の夏』に出会い、そこから『画図百鬼夜行』『桃山人夜話』、柳田国男の『遠野物語』を通って、今は立派な妖怪好きになってますね……。一人で境港に行くくらいには影響受けてますね。余りに日常化していたので気付けなかったです。

a0304335_09212957.jpg

a0304335_09215979.jpg


杉江: 水木しげるさんは人生変えますね。最近著作読んでます。妖怪もそうですが、生き方に惚れてます。これから人生変えられるかも。

沢田: あとは小学校4年か5年の時、佐藤さとる『だれも知らない小さな国』読んで、さすがにコロボックルは居ないとは思っていましたが、それでも1割ぐらいは「どこかにいても不思議は無い」と信じていて、昆虫採集で野原を駆け回っている時なんかに、草木の陰に潜んでいないか、気にしてました。

西尾: 小学生の頃本を読んでやった遊びといえば、『ちいちゃんのかげおくり』のかげおくりですかね。自分の影をじっと見つめたあと、空を見るとその影がそこにある、っていうのなんですけど。皆で校庭に出て本当に出来るのかって試してました。
『ちいちゃんのかげおくり』は戦争が題材なので、今やると色々考えてしまいそうですね。当時はそこまで深く考えずに皆でやってましたけど。

右田: 小学一年の読書感想文、『かわいそうなぞう』で賞もらった経験ある。

a0304335_09293619.jpg


沢田; 戦争もので言うと、渡辺清『戦艦武蔵のさいご』が強烈な読書体験だった。空爆の最中の甲板で、「小さな人が踊ってる」ような影が見えたから不審に思って近づいて見たら、膝から下を吹き飛ばされた兵が、懸命に腕を振って歩こうとしていた、とか。

右田: それは強烈ですね。森村誠一の『悪魔の飽食』も強烈でした。

沢田: 731のやつですよね? こないだ、詳細な記録文書が開示されて云々、みたいなニュースありましたね。

右田: 司馬遼太郎『燃えよ剣』に血湧き肉躍り、柴田錬三郎『眠狂四郎』で必殺技に憧れ、隆慶一郎『吉原御免状』で吉原を目指しました。

a0304335_09422901.jpg


杉江: 吉原目指した(笑)!?

沢田:『燃えよ剣』はラストの数行が本当にいい。歳三とお雪の恋愛小説だと思う。

右田: 時代小説の扉を開けてくれたのが司馬遼太郎の『梟の城』でした。めちゃくちゃ面白くて、この作家は忍者作家なんだろなってしばらく勘違いしてました。

沢田: といったところで、そろそろ各々の「俺たちを変えた本」、発表と参りましょうか。

杉江: では僕から。
1、村上龍『愛と幻想のファシズム』
 前述の通り、全く本を読まない人生を過ごしていた18歳の時、友達にすすめられ、一晩で一気読みした後、まさに人生が変わりました。本が面白いと知ったのも大きいですし、自分の人生は自分のものだと教えてもらえた衝撃は今でも忘れません。

2、野田知佑『日本の川を旅する』(品切れ)
 村上龍を読んで、人生が自由だと知り、では自分は何をしたいのか悶々とし出した時にこの本を読み余りの自由さに憧れ、自分もカヌーを買い求め旅に出ることにしました。人生、好きなことをしていい、それを実践してみた最初の一歩です。

3、藤脇邦夫『出版幻想論』(品切れ)
 一番したいのは出版社で働くことだと気づいて、どうにか潜り込んだ出版社で任されたのは営業でした。人見知りだし、ペコペコ頭下げてダサいし、出版社はやっぱり編集だし、と思っていた自分に、出版営業の誇りを植えつけてくれた本。

4、目黒考二『本の雑誌風雲録』
 ひょんなキッカケで夢だった会社で働けることになったのですが、実はそれまで椎名誠のファンだったものの『本の雑誌』自体は読んだことがなく、働き出して不安な中、社史でもあるこの本を読みました。この本の中には、本の雑誌が大切にしなければならないことが全て詰まっていて、今でもときおり読み返し、間違ったことをしていないか確かめてます。

5、高野秀行『謎の独立国家ソマリランド』
 これまで紹介した本は全て読んで人生を変えられた本ですが、この本は作ったことで人生が変わりました。大好きで、伴走してきた作家さんの代表作を作ることができ、しかも賞まで頂き、そして転覆しかかっていた会社の状況も売上によって支えることができました。自分の人生で、一番達成感を味わえ瞬間をこの本から頂きました。

番外編、ちばあきお『キャプテン』 『プレイボール』
 人生を変えた本というよりは、バイブルです。中学生で読んで以来、毎年、年に2回読み直してます。人生に大切なことはみなこの2冊から学びました。

a0304335_10281109.jpg

a0304335_10284395.jpg


一同: おー、凄い。

右田:『出版幻想論』『本の雑誌風雲録』は未読ですが、杉江さんが選ぶとガチですね。

杉江:『出版幻想論』は白夜書房の営業の人が書いた本で、これも後にバイブル的に読んだ土田世紀の漫画『編集王』に出てくる営業マンみたいな人でカッコよかった。編集者が独りよがりで作った本がどれだけ本屋さんで迷惑かけてるか、みたいな感じで。

右田: 僕の営業的バイブルは杉江由次著『炎の営業日誌』かなぁ。未読だけど……。

杉江: 未読かよ(笑)!

右田: 野田知佑は『BE‐PAL』読んでた19、20歳の頃は憧れたなぁ。それこそ自由な感じで。まぁ単純に仕事したくなかっただけなんすどね……。

a0304335_10244591.jpg


杉江: あの頃、『BE‐PAL』ってある種、ライフスタイル誌だったのかもしれませんね。僕も毎号欠かさず買って、野田さんの連載や様々なアウトドアの特集をむさぼるように読んでました。
 なんか働きたくない、というよりはサラリーマンになりたくない、サラリーマン=ダサいって思い込みが強かったです。

右田: ホントそれです。ただ僕は杉江さんみたいにカヌー買うほどガチではなかったですよ(笑)。

沢田: 僕の5冊は、以下順不同で。
● 司馬遼太郎『竜馬がゆく』
 繰り返しになるけど「本で泣ける」ということを初めて知った作品。

● 椎名誠『哀愁の町に霧が降るのだ』
 これもさっき述べた通り、「本で爆笑する」という初体験の作品。そして、シーナさんの生き方と言うか、真っすぐさに強く惹かれた。若い頃に色々体験すると、あーいういい顔したおっさんになれるのだな、と思った。

● 本の雑誌社『本の雑誌』
 杉江さんへのサービスではなく、この雑誌と出会っていなければ、絶対に俺、本屋になんかなってなかった。本って、そんなに深いんか!? と。それほどのものを、ちょっとでも読み逃すのは人生の損ではないか!? と。そう感じてずぶずぶと本の世界にハマッていった。
 あと2つか。5冊に絞るの、難しくないっすか?

西尾: 5冊って言い出したの、沢田さんじゃないですか。

沢田: うーむ。では4冊目と5冊目。
● 半村良『かかし長屋』
 司馬遼の歴史小説はともかくとして、完全フィクションの時代小説なんか読んだ事なかったのに、当時、なぜこれを手に取ったのか謎。呼ばれた、ってことでしょうか。時代小説の面白さを初めて教えて貰った作品。貧乏人たちが支え合って暮らしていく姿が清々しくて、今まで何回読み直したろう。これの影響で江戸庶民の暮らしに興味が湧いて、一茶の俳句とか江戸川柳とかに随分首を突っ込んだ。

● 宮部みゆき『龍は眠る』
 ミステリーでもあり、サスペンスでもあり、ファンタジー(超常現象もの)でもあり、青春小説でもあり、恋愛小説でもあり、っていう現代の複合型エンタメを、多分これで初めて堪能した。それまで読んできたミステリーと違って、「謎解き」だけがどでーんと真ん中に居座っているのではなくて、他の要素と並列的に、物語に惹き込むための〝 幾つかの魅力の一つ 〟でしかないと言うか、要するに、読んでいて惹き込まれる要素が「モグラたたき」的にあっちやこっちから次々に顔を出すという点に、本当にびっくりした。ミステリーって、面白いんだな! と初めて感じた。

番外編、片岡義男『彼のオートバイ、彼女の島』
 品切れだから番外。とにかくひたすらバイクに乗りたかった高校生の頃の〝 背伸び本 〟が片岡義男でしたね。『湾岸道路』とか『スローなブギにしてくれ』とか。カッチョイイ大人とは、疲れた顔で通勤電車に乗るのではなく、バイクに乗って、夜は暗い部屋でジンを飲むものなんだと思った。今なら、東本昌平の『RIDEX』とか『雨はこれから』なんかが、かなり近い雰囲気を醸し出してる。『彼のオートバイ~』を読んでなければバイクに乗っていなかった、かどうかは分らんが、確実に背中を押された。どこか復刊してくれんかな。

a0304335_10431753.jpg

a0304335_10432963.jpg


杉江: 沢田さんの『かかし長屋』と『龍は眠る』めっちゃ意外です。でもほんとめっちゃ面白いですよね!! 半村良は『どぶどろ』も面白いし、酒場ものも大好きです。

沢田:『どぶどろ』ちょっと暗くてなぁ。『かかし長屋』は、時代物なんか読んだことなかったのに何故手に取ったのか、今となっては全く分かりません。

右田:『かかし長屋』は初めて沢田さんにオススメされた本です。ホント面白かった! 市井ものでは最上級で半村良の見方が変わった一冊ですよね。

沢田:『龍は眠る』は、二十数年前、宮部みゆきがとにかく大流行していた時期に流されるようにして買って読んだら、それから暫く、宮部みゆきにハマりました。

右田: 宮部さんは基本時代物ですが、最近の『荒神』もすごく良かった!

西尾: 私も右田さんと同じで宮部さんといえば時代物、な人間ですが、現代物なら『淋しい狩人』が好きですね。

沢田『火車』が直木賞逃した時に、『本の雑誌』で「今年の直木賞をやり直す」みたいな特集ありましたよね。

a0304335_10540646.jpg


右田: 凄い企画っすね(笑)。流石です。

杉江: そんな特集しょっちゅうです(笑)。

沢田: 次、西尾さんいこうか。

西尾: 私の5冊ですが、人生振り返って滅茶苦茶考えてみました……。
● 水木しげる『鬼太郎の天国・地獄入門』(品切れ)
 初めて明確に死というものを意識させられた作品。生前の行いが死後に影響すると知って、読んでしばらくはそれまでの自分の行いはどうだったのかとか、死ぬことが怖くて仕方なかった記憶。水木先生は私の人生の方向性を決定付けた方でもありますね。妖怪好きという。

● ボルフ『深夜の幽霊ドライバー』(品切れ)
 小学生の時、学級文庫にこれがあって、いわゆる少年探偵団モノとしては乱歩よりも先に出会った作品。謎あり冒険あり恋愛ありで、今思えばミステリ好きになった原因はこれなのかな? と。学年が上がるとき、本を処分するから好きなの持って帰っていいと言われたので、持ち帰った思い出。ちなみにまだ持ってたりします。

● 夢野久作『ドグラ・マグラ』
 初めて読んだのは高校生の時、余りに頭に入ってこなくて途中で読むのを断念しました。それから何回か挑戦するも、いつも同じところで挫折。それまで、合わないと思った本でもとりあえずは読了できてたので、世の中にはどれだけ頑張っても読み通せない本があるということを教えてくれた1冊です。結局5回目くらいで何とか読み切りましたが、あんまり記憶に残ってません。今読んだらちゃんと頭に入ってくるかもですが。

● 遠藤周作『沈黙』
 大学の授業で映画を見て、それから原作という流れでした。信仰と生きることと死ぬことと。命を擲っても守りたいものを自分は持っているのか、これから持てるのか。今でもふとした時に登場人物たちを思い出して、そういったことについて考えます。

● 茨木のり子『自分の感受性くらい』
 本と言うより、この詩ですね。高校卒業の時、古典担当の先生がこの詩を朗読してくれて。基本豆腐メンタルなネガティブ人間なので、心が折れそうなときやネガティブが行き過ぎそうになったときにこの詩でリセットを心がけてます。

 このうち、『深夜の幽霊ドライバー』は品切れなので他を一つ。
● クラフト・エヴィング商会『すぐそこの遠い場所』
 これに限らず、クラフト・エヴィング商会の本は好きなのですが。本の中で紹介される、あるわけないと思いつつ、でもひょっとしたら実はどこかに本当にあるんじゃないかと信じたくなるようなアイテムや物語を見ていると、想像力を刺激されます。小説とは違った意味で、本の世界で遊ぶ楽しさを教えてくれた1冊とでもいいましょうか。
 人生を変えたではなくて、今の自分の根幹を成したというか、方向付けた本たち、というべきなのかもですが

a0304335_14172181.jpg

a0304335_14185106.jpg


杉江: おおおお! 西尾さんの5冊素晴らしい。やっぱりこういう感じで本を薦められるとめっちゃ読みたくなりますね!

沢田: ジャンルがめちゃめちゃだな(笑)。『鬼太郎の天国・地獄入門』は、『鬼太郎の天国と地獄』ってタイトルで復刊してるようだ。

西尾: クラフト・エヴィング商會さんは、装丁や帯なんか全部揃って一つの作品、ってところも大好きです。『らくだこぶ書房21世紀古書目録』の「すでに未来はなつかしい」ってフレーズなんて心に静かに沁みますね。数年前にあった世田谷文学館の展覧会もめちゃくちゃ面白かったです。

沢田: 茨木のり子は、女性エッセイの棚で若い女性向けにアピールしてもいい本かも知れない。多分、今の子たちにも響くと思う。

西尾: 茨木のり子さんは鉄板といえば鉄板ですね。私の中では石垣りんさんとならんで強い女性詩人二大巨頭みたいな感じですが。

右田:《 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 》茨木のり子に怒られてみたい……。

西尾: 優しい言葉ではなく、この少し突き放したような感じがいいのだと思ってます。自分を客観的に見られるので。

沢田: じゃ、トリは右田さんで。

右田: ちょいと青くさいですが、おいらの5冊です。
1、司馬遼太郎『梟の城』
 時代小説の扉を開けてくれたのが司馬遼太郎の『梟の城』でした。めちゃくちゃ面白くて、この作家は忍者作家なんだろなってしばらく勘違いしてました。

2、子母澤寛『新撰組始末記』
 そして、今なおメインに時代物を読み続けるに至った決定的な1冊がこれ。もう夢中で繰り返し読みました。ほかの時代小説→新撰組始末記→ほかの時代小説→新撰組始末記な感じで。僕にとっての『新撰組始末記』は時代小説におけるベースキャンプみたいな感じです。

西尾: 時代小説におけるベースキャンプって、いい表現だな。

右田: 続いて3つ目
3、山之口貘『山之口貘詩文集』
 高校時代に出会い衝撃を受けたフォークシンガー高田渡さん。彼がこよなく愛した詩人が山之口貘。沖縄の貧しい人々の目線から生まれる詩の数々かたまらなく素敵で、どっぷりとのめり込んだ。
 ぼくが今でも弾き語りを続けていられるのは、この2人に出会えたお蔭です。

4、筒井康隆『虚航船団』
 宇宙空間。ホチキス、コンパス、雲形定規などの文房具たちが繰り広げる虚構の冒険。筒井ワールド全開の摩訶不思議な世界。もうこれで筒井康隆にどハマりしました。未だにふざけた思考で世の中を見てしまうのは筒井康隆のせいなのです。できれば責任とってほしい……(笑)。

5、ニック・ホーンビィ『ハイ・フィデリティ』(絶版)
 好きな女の子のためにテープを編集し、フラれた女の子の思い出順にレコードを並び替える。どこまでも青くさいダメな男の姿が自分と見事に合致し、「これ俺だよな〜」と苦笑いしつつ何度も繰り返し読んだ1冊。

a0304335_11153722.jpg

a0304335_11154889.jpg


杉江:『ハイフィデリティ』、僕も好きです! 僕の場合は同じ著者の『ぼくのプレミアライフ』がこれ俺だよ! と思えるサッカーサポ本です。

右田: プレミアライフもいいっすよね。ハイフィデリティには逆に救われたたかな。また大人にならなくていいんだって。つまりは、両方とも童貞感満載なんすよ(笑)。

沢田: これで全員の「俺たちを変えた本」が出揃った訳ですが、思いがけず読書人生を振り返るような座談会になりましたね。

杉江: 肝心の『世界を変えた本』の紹介が、これまでほゼロなんですが(笑)。

a0304335_11132666.jpg


右田: おっと、いけねぇ。それでは、少し真面目に。
『死者の書』、『ケルズの書』、『兵法』、『源氏物語』、『君主論』、『種の起源』、『アンネの日記』、『星の王子さま』……。
 人類史に刻まれた名著の数々を美しいビジュアルで解説。内容だけでなく装丁やデザインなど〈 物 〉としての美しさにも焦点を当てつつ、壮大な知の遺産をたどる。 精巧な中世の彩飾写本、最初のメディア革命ともいえる世界初の印刷本、人間の宇宙観を転換させることになった科学書、偉大な小説とその挿絵……。古今東西、あらゆるジャンルから厳選した80冊以上を、その本が登場するまでの背景や後世に残したものを含めて、鮮やかに描き出した1冊です。

西尾: この造本で本体3,800円は、安いですね。

a0304335_11185709.jpg

a0304335_11190366.jpg

a0304335_11190879.jpg

a0304335_11293536.jpg

a0304335_11300585.jpg


沢田: 色鮮やかな原書を眺めながら、気になる本を今読める形で読むってのも一興だな。河出文庫の『神曲』とか中公文庫の『君主論』とか角川ソフィアの『孫子の兵法』とか、『世界を変えた本』の写真見ながら読めば頭に入りそう。

a0304335_11235124.jpg


西尾: 『不思議の国のアリス』とか『オズの魔法使い』あたりは、今でも充分に「オシャレ」で通る装丁ですね。

a0304335_08385964.jpg


杉江: これがTシャツの柄だったらカッコイイ。

沢田: 他にもイソップだとかシェイクスピアだとかアダム・スミスだとかアインシュタインから毛沢東まであって、まさしく「世界を変えた」本たちだね。

杉江: これらと、僕らの「俺たちを変えた本」って、並列で語っちゃっていいんですかね? 冒涜になりませんかね(笑)?

沢田: 冒涜って(笑)。

杉江: まあでもこれからもいろんな本を読んで変わっていくんだと思うんですよね。どんな本に出会ってどんな自分になっていくのか楽しみです。

西尾: 今回改めて自分と本の関係を振り返ってみて、自分にとって本というのは呼吸や睡眠みたいな、普段意識していないけど、生きていく上で不可欠なものなのだなぁと思いました。人生を変えるというより、積み重なって蓄積される人生の一部というか。その蓄積の仕方で今後の人生も微妙に方向の修正がなされるのでしょうが。

右田: 今までに出会った本によって自分がどう変わったかは分からないけど、確実に人との繋がりが増えた。そんな「本を語り合える環境」にいられる幸せ、そしてその繋がりからの影響、自身の変化を、これからも楽しんで行きたいものです。



【世界を変えた本と俺たちを変えた本】座談会小冊子、丸善津田沼店店頭にて無料配布中です! 御用とお急ぎでない方は、是非ともお立ち寄り下さい!!
a0304335_12033170.jpg





by dokusho-biyori | 2018-08-13 11:34 | 過去のフェア | Comments(0)

正義って何だ?

a0304335_10422025.jpg




a0304335_10424266.jpg


『モラルの起源』亀田達也 岩波新書

『この国の冷たさの正体』和田秀樹 朝日新書



a0304335_10435849.jpg


『知性の顚覆』橋本治 朝日新書

『さらば、民主主義』佐伯啓思 朝日新書



a0304335_10451698.jpg


『この国の息苦しさの正体』和田秀樹 朝日新書

『正しさをゴリ押しする人』榎本博明 角川新書



a0304335_10462044.jpg


『ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人』梅谷薫 講談社+α新書

『思考停止社会』郷原信郎 講談社現代新書



a0304335_10471803.jpg


『目くじら社会の人間関係』佐藤直樹 講談社+α新書

『「助けて」と言える国へ』奥田知志、茂木健一郎 集英社新書



a0304335_10485999.jpg


『テレビじゃ言えない』ビートたけし 小学館新書

『反省させると犯罪者になります』岡本茂樹 新潮新書



a0304335_10495663.jpg


『正義の偽装』佐伯啓思 新潮新書

『ポピュリズム』薬師院仁志 新潮新書



a0304335_10511105.jpg


『今こそルソーを読み直す』仲正昌樹 生活人新書

『「正義」を考える』大澤真幸 NHK出版新書



a0304335_10521698.jpg


『「道徳」を疑え! 』小川仁志 NHK出版新書

『「正義」がゆがめられる時代』片田珠美 NHK出版新書



a0304335_10534575.jpg


『精神鑑定はなぜ間違えるのか?』岩波明 光文社新書

『他人を非難してばかりいる人たち』岩波明 幻冬舎新書



a0304335_10545997.jpg


『裁判官・非常識な判決48選』間川清 幻冬舎新書

『きょうも傍聴席にいます』朝日新聞社会部 幻冬舎新書



a0304335_10554386.jpg


『「正論バカ」が職場をダメにする』榎本博明 青春新書インテリジェンス

『正義を疑え!』山口意友 ちくま新書



a0304335_10564188.jpg


『衆生の倫理』石川忠司 ちくま新書

『検察の正義』郷原信郎 ちくま新書



a0304335_10575003.jpg


『正義論の名著』中山元 ちくま新書

『ヤクザに弁当売ったら犯罪か?』宮崎学 ちくま新書



a0304335_10590583.jpg


『死刑肯定論』森炎 ちくま新書

『警察と暴力団』稲葉圭昭 双葉新書



a0304335_11001520.jpg


『ニッポン不公正社会』斎藤貴男、林信吾 平凡社新書

『ぼくたちの倫理学教室』エルンスト・トゥーゲントハット、アナ・M.ビクーニャ、セルソ・ロペス
訳=鈴木崇夫 平凡社新書




a0304335_11010919.jpg


『正義という名の凶器』片田珠美 ベスト新書

『わたしが正義について語るなら』やなせたかし ポプラ新書



a0304335_11020520.jpg


『名作裁判あの犯人をどう裁く?』森炎 ポプラ新書

『少女犯罪』家田荘子 ポプラ新書



a0304335_11030162.jpg


『正義について考えよう』猪瀬直樹、東浩紀 扶桑社新書

『暴走老人・犯罪劇場』高橋ユキ 洋泉社新書y



a0304335_11040115.jpg




a0304335_11041143.jpg




a0304335_11042155.jpg




a0304335_11042998.jpg





by dokusho-biyori | 2018-07-20 11:08 | 過去のフェア | Comments(0)

丸善プラネタリウム

a0304335_07573365.jpg




a0304335_07583969.jpg


『星座を見つけよう』ハンス・アウグスト・レイ 訳=草下英明 福音館書店

『立体で見る「星の本」』杉浦康平、北村正利 福音館書店



a0304335_08000267.jpg


『光る! 星座観察キット』監修=藤井旭 学研教育出版

『かんたん くっきり!望遠鏡』永岡書店編集部 永岡書店



a0304335_08011019.jpg


『はじめてのほしぞらえほん』てづかあけみ、村田弘子、渡部潤一 パイインターナショナル

『ニッポンの星、月、夜の絶景』山梨将典 パイインターナショナル



a0304335_09065668.jpg


『夜空と星の物語』日本星景写真協会、アマナイメージズ、アフロ、森山晋平 パイインターナショナル

『夜空と星の物語 日本の伝説編』森山晋平、日本星景写真協会、アマナイメージズ、多摩六都科学館 パイインターナショナル



a0304335_08033837.jpg


『Dear Earth』高砂淳二 パイインターナショナル

『星月夜への招待』Kagaya 河出書房新社



a0304335_08052878.jpg


『悠久の宙』Kagaya 河出書房新社

『天空讃歌』Kagaya 河出書房新社



a0304335_08062478.jpg


『星の王子さまの天文ノート』県秀彦 河出書房新社

『三省堂世界星座早見』日本天文学会 三省堂



a0304335_08073759.jpg


『月の動きがよくわかる 三省堂光る星座早見』日本天文学会 三省堂

『ぼくはうちゅうじん』中川ひろたか/作 はたこうしろう/絵 アリス館



a0304335_08083109.jpg


『はじめての星座かんさつ』甲谷保和 実業之日本社

『星空がもっと好きになる New edition』駒井仁南子 誠文堂新光社



a0304335_08101362.jpg


『星と星座パーフェクトガイド』藤井旭 誠文堂新光社

『星ごよみ365日』星空さんぽ編集部 誠文堂新光社



a0304335_08111208.jpg


『藤井旭の天文年鑑 2018年版』藤井旭 誠文堂新光社

『星の辞典』柳谷杞一郎 雷鳥社



a0304335_08120298.jpg


『夜空の教室』日本星景写真協会、森山晋平、多摩六都科学館天文チーム 三才ブックス

『ときめく星空図鑑』永田美絵、廣瀬匠 山と渓谷社



a0304335_08133239.jpg


『おうちが宇宙図鑑』陰山英男 学研プラス

『なぜ?の図鑑 宇宙』県秀彦 学研プラス



a0304335_08143683.jpg


『地球のふしぎなぜ? どうして?』斎藤靖二 高橋書店

『宇宙のふしぎなぜ? どうして?』宮本英昭 高橋書店



a0304335_08153159.jpg


『ネコ博士が語る宇宙のふしぎ』文=ドミニク・ウォーリマン 絵=ベン・ニューマン 訳=日暮雅通 徳間書店

『はじめてのうちゅうえほん』監修=的川泰宣 制作協力=斎藤 紀男 絵=てづかあけみ パイインターナショナル



a0304335_08163514.jpg


『宇宙』加古里子 福音館書店

『心ときめくおどろきの宇宙探検365話』日本科学未来館 ナツメ社



a0304335_08174126.jpg


『眠れなくなる宇宙のはなし』作=佐藤勝彦 絵=長崎訓子 講談社

『宇宙の地図』観山正見、小久保英一郎 朝日新聞出版



a0304335_08190719.jpg


『宇宙と星のポスターブック』岡本典明、青木健太郎 永岡書店

『宇宙について知っておくべき100のこと』竹内薫 小学館



a0304335_08202947.jpg


『世界で一番美しい深宇宙図鑑』著=ホバート・シーリング 監修=武井摩利 訳=生田ちさと 創元社

『宇宙の教室』監修=多摩六都科学館天文グループ 写真=日本星景写真協会 三才ブックス



a0304335_08262391.jpg


『宇宙の謎』ポール・マーディン 訳=冨永星 岩波書店

『神話・伝説とおとぎ話』海野弘 パイインターナショナル



a0304335_08282326.jpg


『天空の地図』アン・ルーニー 訳=鈴木和博 日経ナショナルジオグラフィック社

『12星座とギリシャ神話の絵本』著=沼澤茂美、脇屋奈々代 絵=中島梨絵 あすなろ書房



a0304335_08303676.jpg


『星座と神話』監修=渡部潤一 著=矢部美智代 ナツメ社

『星と月の撮り方入門』田中達也 インプレス



a0304335_08313138.jpg


『星空撮影の教科書』中西昭雄、MOSHbooks 技術評論社



a0304335_08321949.jpg




a0304335_08323021.jpg




a0304335_08324444.jpg







by dokusho-biyori | 2018-07-17 08:35 | 過去のフェア | Comments(0)

地層はごちそう、鉱物大好物

a0304335_09394222.jpg




a0304335_09395816.jpg


『写真と図で見る日本の地質』地質情報整備・活用機構、産業技術総合研究所 オーム社

『日本列島ジオサイト地質百選 Ⅱ』全国地質調査業協会連合会、地質情報整備・活用機構 オーム社



a0304335_09413324.jpg


『世界のジオパーク』世界のジオパーク編集委員会、日本ジオパークネットワーク オーム社

『地質と地形で見る日本のジオサイト』脇田浩二、井上誠 オーム社



a0304335_09423834.jpg


『ジオパークを楽しむ本』全国地質調査業協会連合会、地質情報整備・活用機構、ジオ多様性研究会 オーム社

『世界の砂図鑑』須藤定久 誠文堂新光社



a0304335_09444268.jpg


『地形観察ウォーキングガイド』目代邦康 誠文堂新光社

『年代で見る日本の地質と地形』高木秀雄 誠文堂新光社



a0304335_09453763.jpg


『地球の石ころ標本箱』渡辺一夫 誠文堂新光社

『地層の見方がわかるフィールド図鑑』青木正博、目代邦康 誠文堂新光社



a0304335_09462656.jpg


『やさしいイラストでしっかりわかる地層のきほん』目代邦康、笹岡美穂 誠文堂新光社
『ゲーテ地質学論集 鉱物篇』ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ 訳=木村直司 ちくま学芸文庫



a0304335_09473533.jpg


『街の中で見つかる「すごい石」』西本昌司 日本実業出版社

『日本の地形・地質』北中康文、斎藤眞、下司信夫 文一総合出版



a0304335_09484574.jpg

『学びなおすと地学はおもしろい』小川勇二郎 ベレ出版

『はじめての地質学』日本地質学会 ベレ出版



a0304335_09494786.jpg


『鉱物キャラクター図鑑』いとうみつる、松原聡 日本図書センター

『あなたが知らない鉱物と宝石の世界』ライフ・サイエンス研究班 Kawade夢文庫



a0304335_09504196.jpg


『パワーストーンの教科書』結城モイラ 新星出版社

『鉱物・岩石入門』青木正博 誠文堂新光社



a0304335_09514096.jpg


『鉱物結晶図鑑』野呂輝雄、松原聡 東海大学出版部

『教授を魅了した大地の結晶』松原聡 東海大学出版部



a0304335_09524342.jpg


『鉱物女子のときめき生活』坪石さをり 日本文芸社

『鉱物図鑑』松原聡 ベスト新書



a0304335_09545165.jpg


『ときめく鉱物図鑑』宮脇律郎 山と渓谷社

『岩石と鉱物』ロナルド・ルイス・ボネウィッツ、ジェフリー・E.ポスト 訳=伊藤伸子 化学同人



a0304335_09580560.jpg


『鉱物と宝石の魅力』松原聡、宮脇律郎 サイエンス・アイ新書

『これだけは知っておきたい世界の鉱物50』松原聡、宮脇律郎 サイエンス・アイ新書



a0304335_10005565.jpg


『図説鉱物の博物学』松原聡、宮脇律郎、門馬綱一 秀和システム

『図説鉱物肉眼鑑定事典』松原聰 秀和システム



a0304335_10022439.jpg


『元素でわかる鉱物のすべて』八川シズエ 中央アート出版社

『一番くわしいパワーストーンの教科書』天晶礼乃、須田布由香、玉井宏 ナツメ社



a0304335_10034987.jpg


『価値がわかる宝石図鑑』諏訪恭一 ナツメ社

『楽しい動物化石』土屋健、ネイチャー&サイエンス 河出書房新社



a0304335_10044536.jpg


『楽しい植物化石』土屋健、ネイチャー&サイエンス 河出書房新社

『化石観察入門』芝原暁彦 誠文堂新光社



a0304335_10053130.jpg


『ときめく化石図鑑』土屋香、土屋健 山と渓谷社



a0304335_10061651.jpg




a0304335_10062666.jpg




a0304335_10063650.jpg





by dokusho-biyori | 2018-07-16 10:07 | 過去のフェア | Comments(0)

I LOVE CHIBA

a0304335_09522785.jpg




a0304335_09531387.jpg

『ふなふな船橋』吉本ばなな 朝日文庫

『出発進行!里山トロッコ列車』かこさとし 偕成社



a0304335_09580863.jpg

『ふなっしーの本なっしー!!』ふなっしー KADOKAWA

『木更津キャッツアイ』宮藤官九郎 角川文庫



a0304335_10015247.jpg

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』伏見つかさ 電撃文庫

『もう一度読みたい教科書の泣ける名作再び』学研教育出版編 学研教育出版



a0304335_10031741.jpg

『四千万歩の男 1』井上ひさし 講談社文庫

『絡新婦の理』京極夏彦 講談社文庫



a0304335_10040939.jpg

『内房線の猫たち』西村京太郎 講談社ノベルス

『外房線60秒の罠』西村京太郎 集英社文庫



a0304335_10052884.jpg

『みかづき』森絵都 集英社

『海が見える家』はらだみずき 小学館文庫



a0304335_10062817.jpg

『鉄道リドル』佐藤青南 小学館文庫

『野菊の墓』伊藤左千夫 新潮文庫



a0304335_10075887.jpg

『神様のボート』江國香織 新潮文庫

『ミッキーマウスの憂鬱』松岡圭祐 新潮文庫



a0304335_10092653.jpg

『凍える牙』乃南アサ 新潮文庫

『ニューロマンサー』ウィリアム・ギブソン 訳=黒丸尚 ハヤカワ文庫



a0304335_10112282.jpg

『草笛の音次郎』山本一力 文春文庫

『あぽやん』新野剛志 文春文庫



a0304335_10122425.jpg

『現代語訳 南総里見八犬伝』滝沢馬琴 訳=白井喬二 河出文庫

『星になった少年』坂本小百合 光文社知恵の森文庫



a0304335_10334024.jpg

『房総グランオテル』越谷オサム 祥伝社

『千葉「地理・地名・地図」の謎』高林直樹 じっぴコンパクト新書



a0304335_10353204.jpg

『きらきら眼鏡』森沢明夫 双葉社

『ヤンキー村の農業革命』田中健二 宝島社



a0304335_10370519.jpg

『サポルト!』高田桂 アース・スターコミックス

『詩集 津田沼』佐藤文夫 作品社



a0304335_10382067.jpg

『ツダヌマサクリファイ』鈴木貴雄 コールサック社

『千葉県妖怪奇異史談』荒川法勝 暁印書館



a0304335_10391836.jpg

『房総の伝承奇談』杉谷徳蔵 暁印書館

『漁魂』大野和彦 トランスビュー



a0304335_10401261.jpg




a0304335_10402842.jpg




a0304335_10425489.jpg






by dokusho-biyori | 2018-06-30 10:44 | 過去のフェア | Comments(0)

家族の風景

a0304335_07184557.jpg




a0304335_07190131.jpg

『華岡青洲の妻』有吉佐和子

『いま、会いにゆきます』市川拓司



a0304335_07202533.jpg

『サマーウォーズ』著=岩井恭平 原作=細田守

『霧の橋』乙川優三郎



a0304335_07215113.jpg

『若草物語』ルイザ・メイ・オルコット 訳=麻生九美

『奇妙という名の五人兄妹』アンドリュー・カウフマン 訳=田内志文



a0304335_07225057.jpg

『空中庭園』角田光代

『岳物語』椎名誠



a0304335_07234685.jpg

『家族になる日』春日走太

『ささらさや』加納朋子



a0304335_07245155.jpg

『家族関係を考える』河合隼雄

『キッド』ダン・サヴェージ 訳=大沢章子



a0304335_07255085.jpg

『ウェルカム・ホーム!』鷺沢萠

『とんび』重松清



a0304335_07265052.jpg

『死の棘』島尾敏雄

『家族という病』下重暁子



a0304335_07275277.jpg

『ファミリー・ライフ』アキール・シャルマ 訳=小野正嗣

『主夫のトモロー』朱川湊人



a0304335_07291100.jpg

『サッカーデイズ』杉江由次

『ファイティング40、ママはチャンピオン』鈴木一功



a0304335_07301229.jpg

『卵の緒』瀬尾まいこ

『サウンド・オブ・ミュージック』作=谷口由美子 絵=烏羽雨



a0304335_07310127.jpg

『スーサイド・ショップ』ジャン・トゥーレ 訳=浜辺貴絵

『ふたたびの加奈子』新津きよみ



a0304335_07320175.jpg

『ぼくたちの家族』早見和真

『秘密』東野圭吾



a0304335_07325117.jpg

『謎の毒親』姫野カオルコ

『ボージャングルを待ちながら』オリヴィエ・ブルドー 訳=金子ゆき子



a0304335_07334930.jpg

『豚の死なない日』ロバート・ニュートン・ペック 訳=金原瑞人

『積木くずし最終章』穂積隆信



a0304335_07344250.jpg

『家族ゲーム』本間洋平

『おまえうまそうだな』宮西達也



a0304335_07353791.jpg

『彗星物語』宮本輝

『阿修羅のごとく』向田邦子



a0304335_07362923.jpg

『おかあさんとあたし。1&2』ムラマツエリコ、なかがわみどり

『ワン・プラス・ワン』ジョジョ・モイーズ 訳=最所篤子



a0304335_07371845.jpg

『宇宙家族ヤマザキ』山崎大地

『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』山田詠美



a0304335_07381354.jpg

『ジェイコブを守るため』ウィリアム・ランデイ 訳=東野さやか

『父を見送る』龍應台 訳=天野健太郎



a0304335_07404110.jpg


a0304335_07404837.jpg







by dokusho-biyori | 2018-05-24 07:43 | 過去のフェア | Comments(0)

土偶 vs. 埴輪

a0304335_10054985.jpg




a0304335_10064464.jpg

『青森縄文王国』新潮社/編
『縄文時代ガイドブック』勅使河原彰



a0304335_10075450.jpg

『縄文ZINE(土)』縄文ZINE編集部
『縄文土器ガイドブック』井口直司



a0304335_10232985.jpg

『縄文土偶ガイドブック』三上徹也
『縄文の思想』瀬川拓郎



a0304335_10244775.jpg

『縄文美術館』小川忠博/著 小野正文、堤 隆/監修
『土の中からでてきたよ』小川忠博、安孫子昭二



a0304335_10263627.jpg

『ときめく縄文図鑑』譽田亜紀子、新津健
『土偶界へようこそ』譽田亜紀子



a0304335_10292005.jpg

『土偶・コスモス』Miho Museum
『土偶のリアル』譽田亜紀子、スソアキコ



a0304335_10303544.jpg

『日本の土偶』江坂輝彌
『はじめての土偶』譽田亜紀子、武藤康弘



a0304335_10320670.jpg




a0304335_10323606.jpg

『古墳時代ガイドブック』若狭徹
『古墳時代美術図鑑』古谷毅



a0304335_10342543.jpg

『デジタル技術でせまる人物埴輪』城倉正祥
『はにわ』まりこふん



a0304335_10354474.jpg

『はにわ人は語る』国立歴史民俗博物館
『東アジアに翔る上毛野の首長綿貫観音山古墳』梅澤重昭



a0304335_10364492.jpg

『東日本最大級の埴輪工房・生出塚埴輪窯』高田大輔
『ひらがな日本美術史』橋本治



a0304335_10372596.jpg

『船形埴輪と古代の喪葬宝塚1号墳』穂積裕昌
『もっと知りたいはにわの世界』若狭徹



a0304335_10383502.jpg








by dokusho-biyori | 2018-05-11 10:39 | 過去のフェア | Comments(0)

言葉を届ける 気持ちを伝える

a0304335_22192886.jpg




a0304335_22194195.jpg

『約束の森』沢木冬吾
諸事情で〈 疑似家族 〉を演じることになった中年のおっさんと、
青年と、少女、そして一頭のドーベルマン。
それぞれ身よりの無い彼らが家族を演じるうちに、ジワジワと心を通わせるようになっていく。
その様子が温かいやらまぶしいやらで、一度読みだしたら書を伏せること能わず。

『赤崎水曜日郵便局』編著=楠本智郎



a0304335_22260067.jpg

『伴走者』浅生鴨

『Aではない君と』薬丸岳
殺人を犯し、新聞紙上では〈 少年A 〉となってしまった14歳の息子。
しかし、父親にとっては、彼は決して〈 A 〉ではない。
その〈 Aではない 〉君へ、ではなく、君に、でもなく、君と。
タイトルに、本作のエッセンスが凝縮されていると思う。



a0304335_22274039.jpg

『おしまいのデート』瀬尾まいこ

『私を変えた一言』原田宗典



a0304335_22290483.jpg

『ワセダ三畳青春記』高野秀行

『パタゴニア』椎名誠
日本の反対側のパタゴニアで、ひたすら妻の体調を案じ、
息子の成長を願う父親。
ネットもスマホも無かった時代、2万キロの距離を隔てて、
家族の気持ちがそっと寄り添う。



a0304335_22303021.jpg

『漂流郵便局』久保田沙耶

『しゃべれどもしゃべれども』佐藤多佳



a0304335_22321191.jpg

『レインツリーの国』有川浩

『小さき者へ』重松清
分かってやろうと思えば思うほど、分からなくなる。
寄り添おうと思えば思うほど、離れて行ってしまう。
それでも、どうにかして気持ちを届けたいと願う、不器用な家族の物語。



a0304335_22342711.jpg

『龍は眠る』宮部みゆき
宮部みゆきは、持てる者の優位ではなく、持っているが故の悲哀を描く。
想像してみてほしい。
好きな人とのデートの間、相手の心が見え続けたら……と。
特殊な能力を持っているが故の、辛さ。
しかし、少年はラストで高らかに宣言する。
《 僕、誰かの役に立てると思うよ。
  僕だけじゃないや、みんな、そのために生きてるんじゃないの?
  すっごく気障かもしれないけどさ、でもね、一年に一度ぐらい、夜中、
  一人っきりになって、そんなふうに考えてみるのも悪くないよ、きっとね 》

『ツナグ』辻村深月



a0304335_22362036.jpg

『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』G.キングズリ・ウォード 訳=城山三郎

『父と息子のフィルム・クラブ』デヴィッド・ギルモア 訳=高見浩



a0304335_22380494.jpg

『笑うハーレキン』道尾秀介

『あなたの人生の物語』テッド・チャン 訳=浅倉久志



a0304335_22405292.jpg

『ソラリス』スタニスワフ・レム 訳=沼野充義

『パパ、ママ、あいしてる』ブルック・デザリック、キース・デザリック 訳=青山陽子



a0304335_22432179.jpg

『阿弥陀堂だより』南木佳士

『キネマの神様』原田マハ
伝説的な映画評論家とただのおっさん。
引きこもってしまったコンピューターおたくの息子と母親。
そして、だらしない父親と元キャリアウーマンの娘。
絡まりまくった彼らの気持ちが、映画を通して少しずつほどけていく。
『フィールド・オブ・ドリームス』を久しぶりに観直したくなる。



a0304335_22451321.jpg

『カンバセイション・ピース』保坂和志

『暗いところで待ち合わせ』乙一
警察に追われる青年が逃げ込んだのは、盲目の少女が一人で暮らす家。
じっと息をひそめる青年。何者かの気配に怯える少女。
しかし、ずっと一人ぼっちだった彼らは次第に、心を通わせ始める。
声には出さないその交流が温かければ温かいほど、
彼らを待ち受ける運命が心配になって、ページをめくる手が止まらない筈。



a0304335_22465970.jpg

『リミット』五十嵐貴久
今日の番組が終わったら自殺します。
ラジオ局に自殺予告をしてきたリスナーを、番組内で口汚くののしるパーソナリティ。
だけども、彼は、彼にしか説得できないであろうことを感知して、
彼なりの方法で、なんとか自殺を思いとどまらせようとしているのだ、多分。
電波に乗せた心の交感を描く、一風変わったタイムリミット・サスペンス。

『はじめて好きになった花』はらだみずき



a0304335_22481301.jpg

『インドなんて二度と行くか!ボケ!!』さくら剛
こんなにも、意思の疎通が出来ない旅がある(笑)!
こんなにも、客の気持ちをくみ取らないサービス業がある(笑)!
こんなにも、腹の立つことしか無い一人旅なんて(笑)!
初読の時は、電車で読めないどころではなく、殆ど呼吸困難レベル。
インド、行きたくねー(笑)。

『僕らの仕事は応援団。』我武者羅應援團
例えば、幼い兄弟が、毎日朝から晩まで働いている母親の為に、
母の日のサプライズとして、応援団を呼ぶ。
お母さんありがとうの気持ちを込めてフレーッ! フレーッ! と声を上げる。
応援とは、される者だけでなく、する者の心にも、勇気を芽生えさせるものなのだな。



a0304335_22494172.jpg

『容疑者』ロバート・クレイス 訳=高橋恭美子

『助手席のチェット』スペンサー・クイン 訳=古草秀子
チェットは警察犬の試験を落第してしまった犬だけど、
バーニーとの信頼関係は、絶対に揺るがない。
脅迫されても痛めつけられても、チェットはバーニーの指示以外には耳を貸さない。
「僕に命令出来るのはバーニーだけだ」
ピンチを救って貰ったバーニーがチェットに向かってお礼を言えば、
「バカなことは言わないでくれ、俺たちは友達なんだから」と言ってのける。
私立探偵バーニーとその相棒のチェットの交流が、
謎解き以上にワクワクさせてくれる、ユーモアミステリー。



a0304335_22510008.jpg

『ふるさと銀河線』髙田郁

『海岸通りポストカードカフェ』吉野万理子



a0304335_22524575.jpg

a0304335_22525609.jpg




a0304335_22531390.jpg











by dokusho-biyori | 2018-04-24 22:55 | 過去のフェア | Comments(0)


「読書日和」備忘録


by dokusho-biyori

更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
ごあいさつ
バックナンバー
本屋日和2019
本屋日和2018
本屋日和2017
本屋日和2016
本屋日和2015
本屋日和2012~2014
開催中フェア
過去のフェア
残る言葉沁みるセリフ2019
残る言葉沁みるセリフ2018
残る言葉沁みるセリフ2017
試し読み
サワダのひとりごと
未分類