読書日和

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「読書日和」備忘録

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言葉を届ける 気持ちを伝える

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『約束の森』沢木冬吾
諸事情で〈 疑似家族 〉を演じることになった中年のおっさんと、
青年と、少女、そして一頭のドーベルマン。
それぞれ身よりの無い彼らが家族を演じるうちに、ジワジワと心を通わせるようになっていく。
その様子が温かいやらまぶしいやらで、一度読みだしたら書を伏せること能わず。

『赤崎水曜日郵便局』編著=楠本智郎



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『伴走者』浅生鴨

『Aではない君と』薬丸岳
殺人を犯し、新聞紙上では〈 少年A 〉となってしまった14歳の息子。
しかし、父親にとっては、彼は決して〈 A 〉ではない。
その〈 Aではない 〉君へ、ではなく、君に、でもなく、君と。
タイトルに、本作のエッセンスが凝縮されていると思う。



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『おしまいのデート』瀬尾まいこ

『私を変えた一言』原田宗典



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『ワセダ三畳青春記』高野秀行

『パタゴニア』椎名誠
日本の反対側のパタゴニアで、ひたすら妻の体調を案じ、
息子の成長を願う父親。
ネットもスマホも無かった時代、2万キロの距離を隔てて、
家族の気持ちがそっと寄り添う。



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『漂流郵便局』久保田沙耶

『しゃべれどもしゃべれども』佐藤多佳



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『レインツリーの国』有川浩

『小さき者へ』重松清
分かってやろうと思えば思うほど、分からなくなる。
寄り添おうと思えば思うほど、離れて行ってしまう。
それでも、どうにかして気持ちを届けたいと願う、不器用な家族の物語。



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『龍は眠る』宮部みゆき
宮部みゆきは、持てる者の優位ではなく、持っているが故の悲哀を描く。
想像してみてほしい。
好きな人とのデートの間、相手の心が見え続けたら……と。
特殊な能力を持っているが故の、辛さ。
しかし、少年はラストで高らかに宣言する。
《 僕、誰かの役に立てると思うよ。
  僕だけじゃないや、みんな、そのために生きてるんじゃないの?
  すっごく気障かもしれないけどさ、でもね、一年に一度ぐらい、夜中、
  一人っきりになって、そんなふうに考えてみるのも悪くないよ、きっとね 》

『ツナグ』辻村深月



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『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』G.キングズリ・ウォード 訳=城山三郎

『父と息子のフィルム・クラブ』デヴィッド・ギルモア 訳=高見浩



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『笑うハーレキン』道尾秀介

『あなたの人生の物語』テッド・チャン 訳=浅倉久志



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『ソラリス』スタニスワフ・レム 訳=沼野充義

『パパ、ママ、あいしてる』ブルック・デザリック、キース・デザリック 訳=青山陽子



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『阿弥陀堂だより』南木佳士

『キネマの神様』原田マハ
伝説的な映画評論家とただのおっさん。
引きこもってしまったコンピューターおたくの息子と母親。
そして、だらしない父親と元キャリアウーマンの娘。
絡まりまくった彼らの気持ちが、映画を通して少しずつほどけていく。
『フィールド・オブ・ドリームス』を久しぶりに観直したくなる。



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『カンバセイション・ピース』保坂和志

『暗いところで待ち合わせ』乙一
警察に追われる青年が逃げ込んだのは、盲目の少女が一人で暮らす家。
じっと息をひそめる青年。何者かの気配に怯える少女。
しかし、ずっと一人ぼっちだった彼らは次第に、心を通わせ始める。
声には出さないその交流が温かければ温かいほど、
彼らを待ち受ける運命が心配になって、ページをめくる手が止まらない筈。



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『リミット』五十嵐貴久
今日の番組が終わったら自殺します。
ラジオ局に自殺予告をしてきたリスナーを、番組内で口汚くののしるパーソナリティ。
だけども、彼は、彼にしか説得できないであろうことを感知して、
彼なりの方法で、なんとか自殺を思いとどまらせようとしているのだ、多分。
電波に乗せた心の交感を描く、一風変わったタイムリミット・サスペンス。

『はじめて好きになった花』はらだみずき



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『インドなんて二度と行くか!ボケ!!』さくら剛
こんなにも、意思の疎通が出来ない旅がある(笑)!
こんなにも、客の気持ちをくみ取らないサービス業がある(笑)!
こんなにも、腹の立つことしか無い一人旅なんて(笑)!
初読の時は、電車で読めないどころではなく、殆ど呼吸困難レベル。
インド、行きたくねー(笑)。

『僕らの仕事は応援団。』我武者羅應援團
例えば、幼い兄弟が、毎日朝から晩まで働いている母親の為に、
母の日のサプライズとして、応援団を呼ぶ。
お母さんありがとうの気持ちを込めてフレーッ! フレーッ! と声を上げる。
応援とは、される者だけでなく、する者の心にも、勇気を芽生えさせるものなのだな。



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『容疑者』ロバート・クレイス 訳=高橋恭美子

『助手席のチェット』スペンサー・クイン 訳=古草秀子
チェットは警察犬の試験を落第してしまった犬だけど、
バーニーとの信頼関係は、絶対に揺るがない。
脅迫されても痛めつけられても、チェットはバーニーの指示以外には耳を貸さない。
「僕に命令出来るのはバーニーだけだ」
ピンチを救って貰ったバーニーがチェットに向かってお礼を言えば、
「バカなことは言わないでくれ、俺たちは友達なんだから」と言ってのける。
私立探偵バーニーとその相棒のチェットの交流が、
謎解き以上にワクワクさせてくれる、ユーモアミステリー。



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『ふるさと銀河線』髙田郁

『海岸通りポストカードカフェ』吉野万理子



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by dokusho-biyori | 2018-04-24 22:55 | 過去のフェア | Comments(0)