2015年 01月 27日
15年02月 後編
⇒前編から続く
(*`▽´*) (∩.∩) ┐(´ー)┌ (*´∀`) (*`▽´*) (∩.∩) ┐(´ー)┌ (*´∀`)
以下、出版情報は『読書日和 02月号』製作時のもです。タイトル、価格、発売日など変更になっているかも知れませんので、ご注意ください。
短期集中連載
『世界一の本の町 神保町の歩き方
~超初心者向け』4.
さてこれからどんどん行きますよー。
あ、その前に近くに白水社さんがあるからちょっとのぞいてみましょう。
おお、出版社さんの事務所ってさっきの本の雑誌社さんのところもそうだったけど、ふだん行ったことないからわくわくする。
白水社さんは本当に目と鼻の先にあって、こんにちはーと入っていくと、みなさん快くむかえてくれる。
かなり歴史を感じさせる事務所で、その建物の古めかしさも素敵だったけど、使っている道具類、それこそ文房具から時計からわたしには名前のわからない本を作るのに必要と思われるさまざまな道具類が、みんな歴史ありそうな佇まいをしていらっしゃって、素敵すぎる。
おいそれとはさわれない空気を感じて、つい恍惚としてしまった。
わたしの大好きな担当営業さんがいらっしゃらなかったので、ラブレターをつくえに残す。
「拝啓◯◯さま 近くまで来たので、折角ならとお伺いしてみたけれど、いらっしゃらず大変残念に思います。ですが、あなたさまのつくえの周りを小さなかもめが一羽飛んでおりましたので、これを記念にいただいてわたくしどもの本棚に放しておきたいと思います。まだまだ暑い日が続きますがお体ご自愛くださいませ。敬具」
そういうわけで、うちの店の海外文学の棚にかもめが一羽飛んでいるのであります。
さてそろそろ次へ行かねば、時間もどんどん過ぎてしまいます。
次はいづこへ? と聞くと、丸善お茶の水店へ行きましょう! と杉江氏。
恥ずかしながらうちのチェーン店でそう遠くもないにもかかわらず、行くのは今回はじめて。お茶の水は昔よく来たのですが、そのときは楽器店ばかりに目がいっていて、本屋には気づきもしないありさまだったのですね。めんぼくない!
バランスがすごくいいんですよと杉江氏。町の本屋として大きすぎず小さすぎず、初めて来た人にもやさしい棚づくり。それから、POPがすごいらしい。スタッフ手作りのPOPが特に目を引くそう。楽しみ!
入ってみると、天井の低さに驚く。建物の構造上なのだろう。圧迫感があるほどではなくて、むしろなんとなくアットホーム感が。
そしてその天井からぶら下げられているかなり大きな文字の、ジャンル案内。入って見渡せば一目で何がどこにあるのか分かるようになっている。そして当然のように入ってすぐの場所にある大きな新刊台。つまり時間がなくてちょっと見たいという人は新刊台だけさらりと見てもいいし、自分の好みのジャンルのところにまっすぐ行ってもよいのだ。本当にわかりやすくて、やさしい作り。そしてそういうことってきっと今ふと思っている以上に大事なことなんだと思う。POPは行ったその日は少なめとのことだったけど、それでもすべて手描きで読みやすく書かれていて、これはつい見ちゃうなぁと思ったのだった。同じチェーンでもこんなに違うものなんだなぁ。参考にしたいところがたくさん! これは杉江氏の言う通り通いたくなる本屋だと思った。
さぁじゃんじゃん行きましょう次は、とここでもう一軒出版社さんに寄り道。
お次ぎは青土社さん。杉江氏はなんとどーもー! とかって軽―く入っていく気安さ。
青土社・榎本さんは海外文学に造詣が深く、わたしに海外文学読書会を紹介してくれた方。でもご自分はいっこうにその会にいらっしゃらないが・・・。
わっ何してるんですかっ、いやっあのっ、よかったら入ってくださいどうぞどうぞ。となぜか焦る榎本氏。それを見て杉江氏ニヤニヤ。いつもそんなんじゃないじゃないですかーと。見ているこちらも微笑むほどのらぶらぶ度なのでした。余談ですが青土社さん、中で働いているお姉さんたちがみなさんタンクトップやらホットパンツやらで(夏でしたけど)あつあつのご様子! なんだこのヒップ(死語)な事務所! しかもユリイカを積み上げているぞあのお姉さん! わたしは内心どきどきだったのでした。もすこしつづーく。(酒井七海)
酒井七海の「きょうの音楽」
編集後記
連載四コマ「本屋日和」
(*`▽´*) (∩.∩) ┐(´ー)┌ (*´∀`) (*`▽´*) (∩.∩) ┐(´ー)┌ (*´∀`)
以下、出版情報は『読書日和 02月号』製作時のもです。タイトル、価格、発売日など変更になっているかも知れませんので、ご注意ください。
短期集中連載
『世界一の本の町 神保町の歩き方
~超初心者向け』4.
さてこれからどんどん行きますよー。
あ、その前に近くに白水社さんがあるからちょっとのぞいてみましょう。
おお、出版社さんの事務所ってさっきの本の雑誌社さんのところもそうだったけど、ふだん行ったことないからわくわくする。
白水社さんは本当に目と鼻の先にあって、こんにちはーと入っていくと、みなさん快くむかえてくれる。
かなり歴史を感じさせる事務所で、その建物の古めかしさも素敵だったけど、使っている道具類、それこそ文房具から時計からわたしには名前のわからない本を作るのに必要と思われるさまざまな道具類が、みんな歴史ありそうな佇まいをしていらっしゃって、素敵すぎる。
おいそれとはさわれない空気を感じて、つい恍惚としてしまった。
わたしの大好きな担当営業さんがいらっしゃらなかったので、ラブレターをつくえに残す。
「拝啓◯◯さま 近くまで来たので、折角ならとお伺いしてみたけれど、いらっしゃらず大変残念に思います。ですが、あなたさまのつくえの周りを小さなかもめが一羽飛んでおりましたので、これを記念にいただいてわたくしどもの本棚に放しておきたいと思います。まだまだ暑い日が続きますがお体ご自愛くださいませ。敬具」
そういうわけで、うちの店の海外文学の棚にかもめが一羽飛んでいるのであります。
さてそろそろ次へ行かねば、時間もどんどん過ぎてしまいます。
次はいづこへ? と聞くと、丸善お茶の水店へ行きましょう! と杉江氏。
恥ずかしながらうちのチェーン店でそう遠くもないにもかかわらず、行くのは今回はじめて。お茶の水は昔よく来たのですが、そのときは楽器店ばかりに目がいっていて、本屋には気づきもしないありさまだったのですね。めんぼくない!
バランスがすごくいいんですよと杉江氏。町の本屋として大きすぎず小さすぎず、初めて来た人にもやさしい棚づくり。それから、POPがすごいらしい。スタッフ手作りのPOPが特に目を引くそう。楽しみ!
入ってみると、天井の低さに驚く。建物の構造上なのだろう。圧迫感があるほどではなくて、むしろなんとなくアットホーム感が。
そしてその天井からぶら下げられているかなり大きな文字の、ジャンル案内。入って見渡せば一目で何がどこにあるのか分かるようになっている。そして当然のように入ってすぐの場所にある大きな新刊台。つまり時間がなくてちょっと見たいという人は新刊台だけさらりと見てもいいし、自分の好みのジャンルのところにまっすぐ行ってもよいのだ。本当にわかりやすくて、やさしい作り。そしてそういうことってきっと今ふと思っている以上に大事なことなんだと思う。POPは行ったその日は少なめとのことだったけど、それでもすべて手描きで読みやすく書かれていて、これはつい見ちゃうなぁと思ったのだった。同じチェーンでもこんなに違うものなんだなぁ。参考にしたいところがたくさん! これは杉江氏の言う通り通いたくなる本屋だと思った。
さぁじゃんじゃん行きましょう次は、とここでもう一軒出版社さんに寄り道。
お次ぎは青土社さん。杉江氏はなんとどーもー! とかって軽―く入っていく気安さ。
青土社・榎本さんは海外文学に造詣が深く、わたしに海外文学読書会を紹介してくれた方。でもご自分はいっこうにその会にいらっしゃらないが・・・。
わっ何してるんですかっ、いやっあのっ、よかったら入ってくださいどうぞどうぞ。となぜか焦る榎本氏。それを見て杉江氏ニヤニヤ。いつもそんなんじゃないじゃないですかーと。見ているこちらも微笑むほどのらぶらぶ度なのでした。余談ですが青土社さん、中で働いているお姉さんたちがみなさんタンクトップやらホットパンツやらで(夏でしたけど)あつあつのご様子! なんだこのヒップ(死語)な事務所! しかもユリイカを積み上げているぞあのお姉さん! わたしは内心どきどきだったのでした。もすこしつづーく。(酒井七海)
酒井七海の「きょうの音楽」
編集後記
連載四コマ「本屋日和」
by dokusho-biyori
| 2015-01-27 22:33
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