読書日和

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「読書日和」備忘録

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本屋日和 2015

第26話
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第27話
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第28話
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第29話
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第30話
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第31話
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第32話
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第33話
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第34話
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第35話
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第36話
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第37話
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by dokusho-biyori | 2015-12-31 08:24 | 本屋日和2015 | Comments(0)

100均フリーダム

先日、やや疲れ気味だった時に、余り頭を使わずに読める本が欲しくなって、
書庫にしている押入れを漁っていたら久し振りに転がり出てきた名著です。

『100均フリーダム』内海慶一 著 (BNN新社)
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その名の通り、100円ショップの様々な商品を紹介して、その自由な発想を賛美する本。
これが笑える!
多分20回以上は読んでるけど、読む度に爆笑する。

何がそんなに笑えるのか?
不可思議な100均商品の、数々の写真を見ているだけでも勿論楽しい。

だが本書の一番の魅力は、断言しよう、文章である!

例えば表紙のちょっと怖いパンダの解説が本文の一番手なんだが、曰くこんな感じ。

「人間には、パンダの目を黄緑色に塗る自由がある。
パンダの爪を青くする自由がある。
しかしその自由を、我々は常識という箱の中に閉じ込めてきたのではないだろうか。
100均は常識からの逸脱を恐れない。
クリエイティブに自己規制を設けない。
想像力の彼方へ飛び立つ勇気を、この作品は与えてくれる。
好きな色を、好きなところに、好きなように塗ろう。
誰もそれを責めたりはしない。
それどころか、100円で販売することだってできるのだ。」


これは決して誰にでも書ける文章ではないと思うのだけど、どうだろう?
パンダの目を黄緑色に塗る自由……。
想像力の彼方へ飛び立つ勇気……。
要らんわ、そんなもん(笑)。
そして、商品ではなく「作品」!? これが「作品」!?(笑)

とまぁ、こんな感じで70以上の「作品」が全てカラーの写真付きで紹介されている。
その中から、個人的にお気に入りのページを、二つだけ紹介したい(無断ですみません)。

お題:蛇口グラス
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「かつて、蛇口の絵が描かれたグラスがあっただろうか。
なかったはずだ。
我々はそれを反省せねばならない。
そして、初めてこの発想に至った100均デザイナーを称えよう。」


って、称えるんかい(笑)!


お題:猿寿司
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「お寿司に猿が巻かれている。
言葉だけでは意味が分からないかもしれないが、
私は正しい説明をしているつもりだ。
もう一度言おう。
お寿司に猿が巻かれている。
(中略)
我々はお寿司も知っているし、猿も知っている。
しかし、どんなに時間をかけて考えても、
猿寿司というアイデアには辿り着けない。(後略)」


もうね、この写真にこの文章が付いたら、ほぼ無敵でしょう!
今、このブログ書きながら、またも笑いを抑えられない。
オイラも、こういう文章が書けるようになりたいでござる。

著者の内海慶一さんとは、一体何者なのだろう?
『ピクトさんの本』というこれまた笑える本も出していることは知っているが、
それ以外は謎である。巻末の著者略歴を見ても
「100均自由主義者。ピクトさん研究家」
というぐらいしか情報が無い。

まあいい。
100均自由主義者というのが何なのかはよく分からんが、
内海さんには是非とも、また本を出して欲しいと切に願う。
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by dokusho-biyori | 2015-12-28 06:24 | サワダのひとりごと | Comments(0)

二人の青年

今日、売り場で耳にした、二人の青年の会話。

青年A「なんかさぁ、最近、けっこう本読みたいんだよね」
青年B「じゃあ、読めよ」
青年A「でも、面倒くさくね?」
青年B「じゃあ、読むなよ」
青年A「そうだね~」

なんなんじゃオマエらは~(笑)。
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by dokusho-biyori | 2015-12-27 22:13 | サワダのひとりごと | Comments(0)

16年01月 前編

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 忍者というのはどうしてこれほど子どもの心を惹き付けるのか。幼い頃、背に棒切れをさして野原を駆けた記憶は無いだろうか。折り紙で手裏剣の折り方を必死に覚え、友達と投げ合った記憶、そしてそれを教師に咎められた記憶は無いだろうか。かつてどれほど多くの子どもが忍者に憧れを抱いたことか……。

 いや、忍者は子供だけのものではない。世にはあらゆる忍者コンテンツがあふれている。ほぼ一年前、漫画『NARUTO』の最終巻が刊行され話題を呼んだ(全巻大人買いした人もいるのでは?)。同時期、『ニンジャスレイヤー』が深夜のTV画面を跳梁跋扈していた。古今東西あらゆる忍者があらゆるメディアで人々を楽しませてきた。
 ムロン、小説も例外ではない、ということで今回は忍者小説をフィーチャーだ。

 先ずは2015年版「この時代小説がすごい!書き下ろし文庫」で見事2位になった風野真知雄「くノ一秘録」シリーズから。オビに「くノ一VSゾンビ」とデカデカと謳っていることからトンデモ本の匂いを嗅ぎ取ってしまう人がいるかもしれない、奇異といえば奇異な小説だ。内容はオビの通り、可憐なくノ一がゾンビと化した戦国武将と戦う、「バイオハザード 戦国版」。主人公が華麗な体さばきでゾンビをバッタバッタと斬り斃す様はまさにミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスそのものである。とはいうものの、単なる下位互換では終わらないのはやはりそこに忍者がいるからだろう。歴史の裏で暗躍し、摩訶不思議な術で敵を翻弄する忍者、彼らが主人公であればこその魅力がそこにある。つまり、ゾンビ大名がいたのではないかというifが妙な整合性を持ち始め、忍者の目を通して一種の裏歴史を垣間見ているような気になるのだ。時代小説家ならではの、ifを楽しむ忍者小説といえるだろう。

 お次は山田正紀『桜花忍法帖 上下』だ。こちらは打って変わって忍者が繰り出す様々な忍術対決を楽しむ小説だ。SFでデビューした著者らしく、荒唐無稽な忍術に疑似科学的な説明が添えられ、そのメカニズムがこと細かく説明された挙句にそれが悲哀に満ちた物語のラストを導くのだから恐ろしい。忍者小説のガジェットである忍術が物語に溶け込むどころでなく物語そのものを形づくる種なのだ。といくら抽象論を展開したところで想像もつかないだろう。この点は読んで確かめてもらうしかないのだが、もうひとつこの小説の優れたところは何と言っても著者特有のカッコいい文章運びであろう。上巻のオビに引用された「されば皆みなさま オン立派に 死に候え」の台詞が出た時の痺れるような感覚! そして物語の中で反復される桜花のイメージの美しさたるや! この文章を体感するだけでも一読の価値はあろう。

 と熱く語ったものの、『桜花忍法帖』の最大の読みどころは忍者同士の忍術合戦であることは間違いがない。人間離れした術を扱う忍者同士の対決、血肉沸き踊る戦いこそが小説の要であるのだが、それは最後に紹介する作品までとっておかねばなるまい。なぜならばその作品こそ『桜花忍法帖』が本歌取りした「元ネタ」でありながら現在のエンターテインメント作品の素地を作った偉大なる作品であるからだ。

 それが山田風太郎『甲賀忍法帖』である。1958年から「面白倶楽部」という雑誌で連載が開始されたこの作品は徳川三代将軍を決めるため、甲賀・伊賀各10名が死闘を繰り広げるという非常にシンプルな筋書きでありながら後世のクリエイターたちに多大なる影響を与え、超えられぬ先駆者として尊敬と畏怖の念を抱かれている怪物的な忍者小説だ。例えば己が必殺技に名をつける行為はこの小説から始まったのではないかとされているし、そもそも非現実的な技を以って敵と戦う物語自体この小説の前にはなかったのではないかとまで言われている(あくまで個人の意見なのであしからず)。ただ、これだけでは単なる古典的名作、エポックメイキング以外の価値を持たない作品になってしまう。ところが、この小説が偉大であるのは発表から半世紀以上たった今でも全く古さを感じさせないところだ。先に挙げた二つの小説にも忍術は登場した。しかし、『甲賀忍法帖』は超人的な殺傷能力を持つ忍術を扱う忍者が出るだけでない。中には全く役に立たないと思われる忍術であっても、対する相手の忍術によっては絶大な効果を発揮して金星を挙げてしまう、まるでじゃんけんのような組み合わせが十VS十の戦いに何通りも組み込まれているのだ。これこそまさに「意外な展開」「予測不可能な物語」であろう。ここまで絶妙な忍術を考案して組み合わせることができた作品はほぼないだろう。『甲賀忍法帖』が傑作といわれるゆえんはここにある。

 かくも素晴らしき作品である『甲賀忍法帖』、実は近年アニメ化した。タイトルを改め『バジリスク』となって放映された。せがわまさきの手によって漫画にもなっている。もしかしたらパチンコのほうでご存知の方がいるかもしれない。とまあ、つまりは『甲賀忍法帖』への入り口はいたるところにある。是非、この偉大なる忍者小説に触れていただきたい。そして、気に入ったのであれば今回紹介した「くノ一秘録」シリーズでも『桜花忍法帖』にでも、もしくは膨大な数が遺された山田風太郎の「忍法帖シリーズ」に手を出すのも悪くはないだろう。(文藝春秋 販売促進チーム 安江拓人)


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 今月は〝(笑)〟を使わない。

『僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。』の著者・近藤崇さんは、今年の10月23日に自宅で高熱から意識を失い敗血症性ショックと診断され、やっと落ち着いてきた11月、突如一時心肺停止になったそうです。その後、脳死という状態ではありませんが、極めて重篤な状態で現在も意識は戻っていないのです。一日も早い回復を願ってやみません。

 この書籍は元がんセンターの医師であり将来を有望視されていた近藤さん(当時28歳)が、2011年、職場の忘年会の日に脳梗塞で倒れ、聴覚、言葉を失い、半身麻痺になりながらも、リハビリで動くようになった右手を使い、Facebookで発信し続けた文章やそこに至るまでの経緯などが記されています。本の存在を知ったのは、twitterだったように思う。そして文章が綴られているFacebookを見たおぼえがある……。
 気がついたら涙を流しながら読んでいた。

 なぜなら私の父も54歳で脳梗塞を発症。63歳に肺がんで亡くなるまで、半身不随でほぼ車椅子生活だったからだ。近藤さんが綴った「倒れた本人の気持ち」を読みながら、私の父もこんな気持ちだったのだろうかと思うと涙がとまらなかった。
 54歳の父でも働き盛りでまだこれから人生長いのに……と思った。だが私の父は話すことも出来たし、リハビリによって、装具をつければ長い距離は無理だけれど歩けるようにもなった。だから結婚式で一緒にバージンロードを歩く事も出来た。

 近藤さんはそんな父の約半分の年齢で発症。そして、話せない聞こえない笑えない……それ以外にも色々な障害を抱える。こんな一文がある。
「僕はモニターのコードを首に巻き、自殺しようと考えました。もう生きていたくない、怖すぎる、そう思ったからです。ではなぜ僕はいきているのか? それは自殺を思いとどまったからではありません。身体が動かないので自殺することも出来なかったのです。本当に悔しかった。心が張り裂けるくらいに悔しかった。今でも思い返すと涙が溢れて来ます。」
……私の父が倒れた時、母と弟は泣かなかった。彼らは冷静だった。このまま父が死んでしまったらどうしようと私一人が大泣きした。でも一番泣きたかったのは父だったのだ。そうなのだ。身体が不自由でも生きていて欲しいとまわりが思っていても本人は違うのだ。父も入院中「こんな身体なら生きていたくない」と言っていた。

 近藤さんは当初耳が聞こえない事を周りがわかっておらず、ある日近藤さんのお母さん が気付き「あんたまさか耳が聞こえないの?」と紙に書いて訊いてくれたそうだ。「これで外の世界の一員になれる。私の数多ある障害が治癒したわけでは決してない。何一つ変化してない。ただ歩けない私が心の中でジャンプしてこう叫んだ。《生きてて良かった!!!》」そう書かれている。しかしその後の人生全てを変えるものとなる宣告を医療面接で受ける事になります。「この先一人で歩ける様にならない。一生車椅子」。リハビリをする時は一人で歩いている自分を夢見て頑張っていた近藤さんは「何のためにリハビリしてんだ? 何のためにリハビリしてんだ!!」「歩けない、一生介護。(略)何で生きてるんだろう」

 しかし全く動かなかった身体が、リハビリを経験してほんの少しだけ動くようになったことで、近藤さんの考え方にも変化が出てくる。そしてFacebookを使いはじめた事で新たな夢が出来たのだ。Facebookにあげた文章の書籍化。それが今回私が読んだまさにこの本である。
 読んでいるとどうしても父と重なり、涙なしでは読めなかったけれど読んで良かった。生きる希望や夢を持つ事はやはり重要なことなんだなと近藤さんに教えてもらった気がする。

 最後に。父の肺がんは見つかった時にはすでに心膜まで転移していて、手術はできない状態だった。余命宣告半年。そして娘が2歳のある日、電話が鳴った。「お父さんが……! 御飯食べさせてる途中に息しなくなった……! 今から救急車で病院行く……!」と慌てた声の母からの電話……病院に着いた時、廊下で母は泣いていた。

 それまで感動するTVや映画などを見て泣くのは家族で私と父だけで、母が泣いているのを見たことがなかった。母の親(私にとっての祖父母)の葬式の時にも泣いていなかった。その母が泣いていた。それを見て父が亡くなったんだな、と病院の廊下でわかった。もちろん父が亡くなった事は悲しかったけれど、天国でもう車椅子じゃなく元気に歩く事が出来ているかな? 良かったね。と最後に声をかけた。

 今回、書籍の感想よりも父の話が中心になってしまいすみません。著者の近藤崇さんの意識が回復する奇跡がおこりますように。そして明るく振る舞っているけれど、きっと怖いはず……読んでいないと思うけれど同い年の友人Kさんの乳がんが完治しますように。(正樂公恵)


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「人間とは後悔する生き物である。それこそが、サルと我々とを隔てる一番の差異である」かつてフランシス・ベーコンはそう喝破した……というのはウソだけど、日々、色んな後悔を重ねながら僕らはみんな生きている。「ふりむくな ふりむくな うしろには夢がない」と寺山修司は言うものの(これは本当)、あの時あんなことしなきゃよかったといった類の悔恨を、誰もが幾つも抱えて暮らしている。

 それを削除出来る機械が在る!? という夢のような設定から誕生したのが、『削除ボーイズ0326』だ。

 小学六年生のグッチとハル、コタケは、遊びも勉強もいつも一緒。1年前の事故でハルが車椅子の生活になっても、変わらずにツルんでいる仲良し三人組。その三人が夏休み、ひょんなことからデジカメ様の機械を手に入れる。マニュアルによると、①ダイヤルで時間をセットして、②対象者を画面に映してロックした後、③対象者自身が「DELETE」ボタンを押すと、④その時間の対象者の行動が削除されるって!?

 そんなバカなと疑いつつも、一度はやってみたくなるのが人の性。ましてや、好奇心いっぱいの小学生なら尚のこと。ついさっき爪切りで深爪してしまった時間を試しに「DELETE」してみると、なんとビックリ! 深爪が無くなってる!? ってか、まだ爪切ってないことになってる!!
 それから暫くの間は、例えば気に入らない担任の頭を上履きでひっぱたいてその直後に「DELETE」する、などといったイタズラを楽しんでいたグッチたちは、しかし、次第にこの装置の威力に気付き始める。即ち、これさえあれば悩みも不安も後悔も、みんな無かったことに出来るじゃん! と。そして「DELETE」ボタンを押しまくる。より良い現在になると信じて。

 と、ここで少々シミュレーション。例えば、あなたが転んで膝をすりむいたとします。傷口を消毒したあなたは、絆創膏を切らしていることに気付いて、近所のドラッグストアに買いに行くかも知れない。その途中で知り合いに会って、来週のランチを約束をするかも知れない。財布を拾って交番に届けることになるかも知れないし、交通事故を目撃して一一九番通報するかも知れない。あなたが絆創膏の最後の一個を買った為に、別の誰かは買えなかったかも知れないし、ドラッグストアの店員は、絆創膏を一ダース余計に発注するかも知れない。
 転んだというたった一つの事実を削除するだけで、それらがみんな変わってしまう。要するに一つの出来事が世の中にどんな影響を及ぼすか、その全てを把握することなど僕らに出来る筈もなく、起点となる「出来事」を削除した場合に「影響」の方がどう変化するのかなんてやってみなければ分からない。当然、望んでいた方向に変化するとは限らない。億万長者になっているかも知れないけれども、下手すりゃ自分が死んでる可能性だって否定出来ない。そして、一度「DELETE」した過去は、二度と元には戻らない。

 ここで思い出すのが、畑野智美さんの『ふたつの星とタイムマシン』。タイムマシンを使って悔いの残る過去を変えようとする主人公を、タイムマシンの開発者が静かに諭し諌める場面。曰く「過去を変えたら、もっと悲惨な未来になるかもしれない。今が一番いいと思っていた方がいいです」。

 けれど、そう助言してくれる人などいないグッチたちは、良かれと思って過去を変える。新たな現在が理想とは程遠いことに落胆してまた試す。すると今度は、別なところで平衡が崩れる。やがて彼らは、身を持って知る。自分たちは過去を変えたのではなく、壊してきたのだと。人が時間を操ろうなど、思い上がりも甚だしいのだと。
 物語の最終盤。世界を元の姿に戻す為に、グッチたちが下す苦渋の決断。それはあたかも、何があっても今この胸で脈動する友情だけは削除させないという、彼らの約束であり宣言でもあると、僕には思えて仕方がない。

 最後に蛇足を。この作品、冒頭に3ページほどの「プロローグ」があるんだけど、これ、最後に読んだ方がいいんじゃないかなぁ。と言うのは、先にこれ読んじゃうと、勘のいい人なら物語の途中で結末が見えちゃうと思うんだよね。なんで、こんな順番にしたんだろう?(沢田史郎)


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やることなすこと実用書!
読んで使って役立てよう!
得する実用書の使い方を、担当・比嘉が伝授します!!

『図解 ワイン一年生』小久保尊(著) 山田コロ(イラスト)
 ワインと聞くと私はなんとなく「大人のお酒」をイメージしますが、皆さんはどうでしょう? ソムリエほど精通している必要はないかも知れませんが、でもちょっとした知識を持っていた方が、ワインをより身近に感じられるかも知れません。そんな入門書にはこの1冊! ブドウを品種ごとに擬人化、豊富なイラストで解りやすい!
 実は著者の小久保さんとイラストの山田さんにお会いしたのですが、ナント、弊店を日常的にご利用下さっているとのこと。それだけでも親近感! なのですが更に、商品に挟み込まれたスリップの裏面に「世界一敷居の低いワイン本です。よろしくおねがいします」と、お二人から書店員へのメッセージが(しかもイラストつき)! お蔭でこちらはやる気まんまん(笑)。お酒の本のコーナーでど~んと展開しておりますので、是非チェックしてみて下さい。

『総武線さんぽ』散歩の達人MOOK
 黄色い電車でお馴染み(朝のラッシュ時の激混みでもお馴染み)の「総武線」です。私も子どもの頃からのメイン路線です。「錦糸町」「市川」「船橋」、そして勿論「津田沼」も紹介されてます。本書片手に 〝 さんぽ 〟 しませんか?

『sweet特別編集 占いBOOK 2016』
 やっぱりこの時期は占い本ですよ! 本書には色々なタイプの占いが載ってます。星座別だったり、占星術だったり。個人的には、一度お会いして占ってもらったゲッターズ飯田さんの袋綴じがおすすめです。だって、「結婚は3年以内」って言ってくれたから(笑)。さぁ果たして皆さんの2016年の運勢は?

津田沼店 実用書 2015年売上BEST3

『聞くだけで自律神経が整うCDブック』小林弘幸 アスコム 9784776208365 ¥1,200+税
 自律神経の乱れから来るあらゆる病状がCDを聞くだけで簡単に予防できる! 全9曲入り! 詳しい曲の解説も掲載!

『日めくり まいにち、修造!』松岡修造 PHP研究所 9784569820781 ¥1,000+税
 日々頑張る人はもちろん、心が折れそうになっている人、次の一歩を踏み出す勇気がほしい人を、松岡修造がありったけの本気の言葉で応援します。

『フランス人は10着しか服を持たない』ジェニファー・L・スコット/神崎朗子[訳]
大和書房 9784479782995 ¥1,400+税
 パリのマダムが教える上質な生き方。満足いく食事のために間食しない、ワードローブは10着、ミステリアスになる、教養を高める……。


⇒後編に続く

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by dokusho-biyori | 2015-12-25 17:12 | バックナンバー | Comments(0)

16年01月 後編

⇒前編から続く


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『占いBOOK2016』e-MOOK 宝島社 9784800249135 ¥580+税
『桜花忍法帖』山田正紀 講談社タイガ
        上巻9784062940078下巻9784062940085 各¥720+税
『死霊大名 くノ一秘録1』風野真知雄 文春文庫 9784167902001 ¥560+税
『甲賀忍法帖』山田風太郎 角川文庫 9784041356531 ¥600+税
『削除ボーイズ0326』方波見大志 ポプラ社 9784591094723 ¥1,400+税
『図解 ワイン一年生』小久保尊(著) 山田コロ(イラスト)
        サンクチュアリ・パブリッシング 9784801400207 ¥1,200+税
『総武線さんぽ』散歩の達人MOOK 交通新聞社 9784330616155 ¥889+税
『ふたつの星とタイムマシン』畑野智美 集英社 9784087715798 ¥1,500+税
『僕の声は届かない。でも僕は君と話がしたい。』近藤崇
        KADOKAWA 9784041030424 ¥1,300+税



(*`▽´*) (∩.∩) ┐(´ー)┌ (*´∀`) (*`▽´*) (∩.∩) ┐(´ー)┌ (*´∀`) 

以下、出版情報は『読書日和 1月号』製作時のもです。タイトル、価格、発売日など変更になっているかも知れませんので、ご注意ください。


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編集後記
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連載四コマ「本屋日和」
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by dokusho-biyori | 2015-12-25 17:11 | バックナンバー | Comments(0)

メリークリスマス

ここんとこ、更新が滞っておるが、クリスマスシーズンで忙しくって、
年末だから新刊を始め、納品も大量で、
早い話、疲れちゃっててブログどころじゃないのサ。
さぁ、今日も寝よ寝よ。

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by dokusho-biyori | 2015-12-24 00:38 | サワダのひとりごと | Comments(0)
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 読後、「再出発」を感じさせる本を集めてみました。仕事で、家族で、スポーツで、恋愛や友人関係で、etc……自ら望んだ再出発から、状況に強いられた不本意な再出発まで、生きている間には、僕らは様々な再出発を繰り返します。2016年が皆さんにとって、素敵な再出発の年になりますように。

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『あの日、マーラーが』藤谷治
『阿弥陀堂だより』南木佳士

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『アル中ワンダーランド』まんしゅうきつこ
『行きずりの街』志水辰夫
 このミス1位の傑作ハードボイルド調ミステリーなんですけど、それ以上に、大人の恋愛小説として読後の余韻が半端じゃない。仲村トオルさん&小西真奈美さんの映画も、物凄くいい出来栄えでした。
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『永遠の1/2』佐藤正午
「失業したとたんにツキがまわってきた」っていう書き出しがいい。あと、タイトルが何かのキャッチコピーのようにお洒落だと思う。初めて読んだ高校生の頃、チャランポランな大人に憧れた。
『おまめごとの島』中澤日菜子
 人間の不完全さを肯定してくれているようで、ホッとさせてくれます。とある人物がふと漏らす述懐――「きっと人生には、他人にはどんなに愚かで滑稽に映ろうとも『そうするしかなかった』瞬間が、幾つもあるに違いない。そんな瞬間しゅんかんの積み重なりが、「生」をかたちづくっているのかも、しれない」――本当にその通りだと思う。

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『還るべき場所』笹本稜平
『かかし長屋』半村良
 正確な記憶じゃないけど、多分、生まれて初めて読んだ時代小説。単行本が発売されてすぐだったから、22歳だったのかなぁ。相身互いと肩を寄せ合いながら困難を乗り越えてゆく、貧乏人たちの優しさが清々しい。「夕立に 取り込んでやる 隣の子」という川柳を思い出します。

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『かみがかり』山本甲士
 髪型を変えて気分転換……どころか、人生まで転換してしまう話。本書がお気に召したら、拾いもので人生が拓ける『ひろいもの』も是非どうぞ。
『カラスの親指』道尾秀介
 いっそ死んだ方がマシ……そう考えてしまうぐらい辛い過去を背負った主人公たちの一発逆転に魂消るがいいさ!

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『ゲームセットにはまだ早い』須賀しのぶ
 本書で思い出すのは、イチロー選手のインタビュー(『イチロー、聖地へ』)。曰く「かつて、自分に与えられた最大の才能は何だと思うか、とイチローに聞いたことがある。彼は『たとえ4打席ノーヒットでも、5打席目が回ってきて欲しいと思える気持ちかな』と言った」。――プライドも世間体も封印して、傷だらけの夢に往生際悪く挑み続ける主人公たちがカッコイイ。自他ともに認める野球狂の須賀さんだから、プレーの描写は臨場感抜群です。
『今夜、すべてのバーで』中島らも
 とにかく何しろ、禁断症状の描写がエグい。アル中にだけはなるまいと、固く心に誓った本。

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『最後のスコアブック』平山譲
 今、スポーツノンフィクションのジャンルで一番切れ味鋭い作家だと思う。第一線を引いた野球人たちが、次なる目標に邁進してゆく姿がまぶし過ぎる。障害者野球を追った『4アウト』も大傑作なんだけど絶版。どこか、文庫化してくれい!!
『さぶ』山本周五郎
 山周作品には名台詞が多いんですが、本書からはこれをご紹介しましょう。「世の中には生まれつき一流になるような能を備えた者がたくさんいるよ、けれどもねえ、そういう生まれつきの能を持っている人間でも、自分ひとりだけじゃあなんにもできやしない、能のある一人の人間が、その能を生かすためには、能のない幾十人という人間が、眼に見えない力をかしているんだよ」

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『しょっぱい夕陽』神田茜
 僕たちは、人生の充実度を比べ合う為に生きている訳ではないんじゃね? 不器用な生き方しか出来ない登場人物たちに、そう教えられたような読後感。
『新小岩パラダイス』又井健太
「二杯目以降は発泡酒。酔ったら酒は皆一緒」を、座右の銘にしております。

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『新橋烏森口青春篇』椎名誠
「飲んだら吐くな、吐くなら飲むな」も座右の銘です。
『晴天の迷いクジラ』窪美澄
 不格好でもみっともなくても、「生きている」というただそれだけでいいんだよ、というメッセージが熱い。

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『草原の椅子』宮本輝
 宮本輝さんの作品でいちばん好きかも。写真家志望の青年が撮りためた写真のテーマがとてもいい。「楽しいもの、幸福を感じるもの、気持ちのいいもの、荘厳なもの、笑いがあるもの、それらを中心として人間の心について考えてしまうもの」。多分これ、宮本さんの全ての小説に通じるテーマでもあるような気がします。
『小さき者へ』重松清

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『凸凹デイズ』山本幸久
『泣いて笑ってまた泣いた』倉科透恵
 決して巧い文章ではないんですけど、それだけに著者の気持ちがストレートに伝わってきて応援したくなります。人と比べない生き方に、共感度大。

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『8年』堂場瞬一
『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』レイチェル・ジョイス/亀井よし子[訳]

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『ひまわりの祝祭』藤原伊織
『ひりつく夜の音』小野寺史宜
 この歳で今更テクニックは伸びないと投げやりになる主人公に、古い友人が言うセリフ。「伸びなくても、ふくらむことはできるんじゃない?」に励まされる中年男女は多かろう。

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『深い河(ディープ・リバー)』遠藤周作
『ふたつの星とタイムマシン』畑野智美
 人生は、思うに任せないからこそ生きるに値する。そんなメッセージを感じます。

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『フライ,ダディ,フライ』金城一紀
『ふるさと銀河線』高田郁
 明日は挫けてしまうかもしれない。でも、今日は頑張れた。そうやってシャクトリ虫の如く生を重ねてゆく人々の、地道な奮闘に勇気づけられます。

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『閉鎖病棟』帚木蓬生
『ペンギンのバタフライ』中山智幸
 ペンギンキャラのキャッチコピー「飛べなくても、飛びこむことならできる」は名台詞。二転三転のストーリーがスピーディに展開して一気読み必至。

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『女神のタクト』塩田武士
『メメント・モリ』原田宗典
 あの原田さんが帰って来た! それだけでもう、このフェアのテーマにピッタリだ。作家としての大スランプと鬱と薬物と逮捕投獄というまっさかさま人生から、満身創痍で帰還したほぼ自伝。おかえりなさい!

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『約束の森』沢木冬吾
 シェパードのマクナイトと、ハスキーのダイナマイトと、オウムのドンちゃんが大活躍する、ハードボイルド調ミステリー兼友情小説兼家族小説。笑いもスリルも涙もてんこ盛りで、これぞエンターテインメントのお手本!
『よろずや平四郎活人剣』藤沢周平
 藤沢周平さんのユーモア調作品では、これが一番楽しくて明るくて好きです。なんだかんだ言っても、腐れ縁で助け合う三人の剣豪が、微笑ましいやら恰好イイやら。
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by dokusho-biyori | 2015-12-15 10:22 | 過去のフェア | Comments(0)

再出発

只今、フェア準備中。
順調にいけば今日(12/14)の夕方には店頭展開できるかな??

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by dokusho-biyori | 2015-12-14 10:21 | サワダのひとりごと | Comments(0)
小野寺史宜さんと言えば、先日発売された『ひりつく夜の音』、これがめちゃめちゃヨカッタ。「あの頃には戻れないんだな」という切なさと、「人生の折り返し点まで来て、これから飛躍することはないんだろうな」という虚しさが折り重なった胸の中に、「だけど、これまで積み上げてきたものだって無駄ではないんじゃないか」という矜持を静かにねじ込んでいくような、そんな大人の再出発小説。

「伸びなくても、ふくらむことはできる」

なんて、いいセリフだと思いませんか? そんな小野寺さんの最新刊、主人公は事故で妻を失った33歳。4年間を一緒に過ごした女性のことを、おれは何も知らなかったのかもしれない――。

因みに、著者の名前は「オノデラ フミノリ」さんと読みます。ノーマークだった人は、この作家は覚えておいた方がいいですよ、絶対! 最新刊『近いはずの人』は、講談社から2月中旬に発売予定です。

そうそう、印刷して店頭で配布したい書店さん、連絡くれればデータ送ります。ちゃんと版元さんの許可は貰ってるからご遠慮なく。

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by dokusho-biyori | 2015-12-13 06:04 | 試し読み | Comments(0)
さて、お待たせ。
『あのひとは蜘蛛を潰せない』などで人気上昇中の彩瀬まるさんだ。
今度の作品は、「回復」の物語。
2011年春、一人旅の途中で東日本大震災に遭遇した彩瀬さんが
「生きて帰って以来、これだけはどうしても伝えなければいけない、とずっと思っていたこと」
だそうです。

発売は2月第1週頃に講談社から。乞うご期待!

あ、そうそう、店頭で紙ベースで配りたいという書店さんは、連絡くれればデータ送りますよ。


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by dokusho-biyori | 2015-12-11 23:15 | 試し読み | Comments(0)