カテゴリ:開催中フェア( 10 )


夏の100冊はもう飽きたという方へ その2

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『赤ワインは冷やして飲みなさい』友田晶子
『海のふた』よしもとばなな


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『海辺』レーチェル・ルイス・カーソン 訳=上遠恵子
『美味しい台湾 食べ歩きの達人』光瀬憲子


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『怨霊とは何か』山田雄司
『怪奇小説傑作集 1』アルジャナン・ブラックウッド他 訳=平井呈一


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『からだを救う水の飲み方、選び方』馬渕知子
『検索禁止』長江俊和


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『この国の冷たさの正体』和田秀樹
『コワ~いブラック企業の話』別冊宝島編集部


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『怖いクラシック』中川右介
『怖い俳句』倉阪鬼一郎


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『坂上動物園のシロクマ係』結城敦子
『さむけ』井上雅彦


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『死ぬかと思った プレミアム』林雄司
『清水義範の作文教室』清水義範


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『診断名サイコパス』ロバート・D・ヘア 訳=小林宏明
『スノーボール・アース』ガブリエル・ウォーカー 訳=渡会圭子、川上紳一


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『世界最悪の旅』アプスレイ・チェリー・ガラード 訳=加納一郎
『禅が教える人生の答え』枡野俊明


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『総天然色廃墟本remix』中田薫、中筋純、山崎三郎
『なぜ世界でいま、「ハゲ」がクールなのか』福本容子


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『南極越冬隊タロジロの真実』北村泰一
『廃道探索 山さ行がねが』平沼義之


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『白銀ジャック』東野圭吾
『ビア・ボーイ』吉村喜彦


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『ビール大全』渡辺純
『ビールの科学』サッポロビール価値創造フロンティア研究所、渡淳二


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『冷えと肩こり』白杉悦雄
『仏教の冷たさキリスト教の危うさ』ネルケ無方


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『吹雪の山荘』笠井潔/岩崎正吾/北村薫/若竹七海/法月綸太郎/巽昌章
『文は一行目から書かなくていい』藤原智美


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『北欧の神話』山室静
『北欧の旅』カレル・チャペック 訳=飯島周


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『ぼくの出会ったアラスカ』星野道夫
『北極圏1万2000キロ』植村直己


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『マイナス50℃の世界』米原万里
『みんなが知りたい南極・北極の疑問50』神沼克伊


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『無悩力』武田双雲
『流氷にのりました』銀色夏生


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by dokusho-biyori | 2017-08-07 10:01 | 開催中フェア | Comments(0)

夏の100冊はもう飽きたという方へ その1

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『パキスタンでテロに遭いました』野上あいこ
『ぼくはアスペルガー症候群』権田真吾


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『裏のハローワーク 交渉・実践編』草下シンヤ
『文豪たちが書いた泣ける名作短編集』編=彩図社


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『今日から日雇い労働者になった』増田明利
『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』長谷川晶一


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『東京のDEEPスポットに行ってみた!』のなかあき子
『これができればノーベル賞』木野仁


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『本当にあった!特殊兵器大図鑑』横山雅司
『文豪たちが書いた耽美小説短編集』編=彩図社


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『本当にあった!特殊乗り物大図鑑』横山雅司
『戦前の日本』武田知弘


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『「危ない」世界の歩き方』岡本まい
『40代女子のための〝魔法の習慣〟』伊勢田愛


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『なぜ、詐欺師の話に耳を傾けてしまうのか?』多田文明
『ぼくは強迫性障害』筒美遼次郎


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『裏のハローワーク』草下シンヤ
『江戸の大誤解』水戸計


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『笑う英会話』草下シンヤ、北園大園、エモリハルヒコ
『超口語訳方丈記』濱田浩一郎


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『アウトローたちの履歴書』石原行雄
『日本人が知らない神社の秘密』火田博文


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『タクシー裏物語』伊勢正義
『名俳句一〇〇〇』佐川和夫


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『毒のいきもの』北園大園
『新幹線車窓の発見!』高崎康史


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『鉄道員裏物語』大井良
『あなたの知らない知識の博物館』世界の雑学研究会


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『労役でムショに行ってきた!』森史之助
『病気にならない整体学』宮川眞人


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『海外ブラックマップ』嵐よういち
『繰り返し読みたい日本の名詩一〇〇』編=彩図社


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『就職先はブラック企業』恵比須半蔵
『金子みすゞ名詩集』金子みすゞ


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『裏社会噂の真相』中野ジロー
『超訳仏教の言葉』鳥沢廣栄


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『悪徳商法わざと引っかかってみました』多田文明
『文豪たちが書いた怖い名作短編集』編=彩図社


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『ソープランドでボーイをしていました』玉井次郎
『人の上に立つ前に読んでおきたい!中国古典』福田晃市


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by dokusho-biyori | 2017-08-07 09:21 | 開催中フェア | Comments(0)

国家の嘘

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『アカガミ』窪美澄
『あした選挙へ行くまえに』池上彰

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『馬たちよ、それでも光は無垢で』古川日出男
『火葬人』ラジスラフ・フクス 訳= 阿部賢一

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『蟹工船/党生活者』小林多喜二
『神様2011』川上弘美

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『虚人の星』島田雅彦
『霧の子孫たち』新田次郎

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『金環蝕』石川達三
『愚行の世界史』バーバラ・ワーセイム・タックマン 訳=大社淑子

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『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎
『国家と秘密』久保亨、瀬畑源

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『子どもたちに伝えたい戦争と平和の詩100』水内喜久雄(編)
『コラプティオ』真山仁

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『宰相A』田中慎弥
『殺人犯はそこにいる』清水潔

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『砂漠の反乱』トマス・エドワード・ローレンス 訳=小林元
『ジニのパズル』崔実

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『呪文』星野智幸
『「昭和」という国家』司馬遼太郎

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『スウィングしなけりゃ意味がない』佐藤亜紀
『スノーデン 日本への警告』エドワード・スノーデン 訳=青木理、井桁大介訳

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『すばらしい新世界』オルダス・レナード・ハクスリ 訳=黒原敏行
『西部戦線異状なし』エーリヒ・マリア・レマルク 訳=秦豊吉

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『政府は必ず嘘をつく』堤未果
『政府はこうして国民を騙す』長谷川幸洋

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『大本営発表』辻田真佐憲
『民を殺す国・日本』大庭健

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『治安維持法小史』奥平康弘
『妻の帝国』佐藤哲也

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『東京プリズン』赤坂真理
『逃亡』帚木蓬生

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『囚われの島』谷崎由依
『日米「核密約」の全貌』太田昌克

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『ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』響堂雪乃
『野良ビトたちの燃え上がる肖像』木村友祐

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『ひょうすべの国』笙野頼子
『二つの伝説』ヨゼフ・シュクヴォレツキー 訳=石川達夫、平野清美

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『ぼくらの民主主義なんだぜ』高橋源一郎
『ボラード病』吉村萬壱

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by dokusho-biyori | 2017-07-31 01:15 | 開催中フェア | Comments(0)

山本周五郎賞

フェアって言うほど凝った選書じゃないんですがね、
文庫売り場に山周賞受賞作のコーナーを常設しました。
個人的には、直木賞よりこっちの方が好みの作品が多いの。
いつもの如く小冊子もありますんで、是非、お立ちより下さい。



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『異人たちとの夏』山田太一
『Tugumi』よしもとばなな


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『エトロフ発緊急電』佐々木譲
『ダック・コール』稲見一良
『砂のクロニクル』船戸与一
『火車』宮部みゆき


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『一九三四年冬─乱歩』久世光彦
『閉鎖病棟』帚木蓬生
『家族狩り』天童荒太
『ゴサインタン』篠田節子


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『奪取』真保裕一
『血と骨』梁石日
『エイジ』重松清
『ぼっけえ、きょうてえ』岩井志麻子


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『白い薔薇の淵まで』中山可穂
『五年の梅』乙川優三郎
『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』江國香織
『パレード』吉田修一


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『覘き小平次』京極夏彦
『邂逅の森』熊谷達也
『君たちに明日はない』垣根涼介
『明日の記憶』荻原浩


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『安徳天皇漂海記』宇月原晴明
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
『中庭の出来事』恩田陸
『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎


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『果断』今野敏
『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』白石一
『光媒の花』道尾秀介
『後悔と真実の色』貫井徳郎


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『ふがいない僕は空を見た』窪美澄
『楽園のカンヴァス』原田マハ
『残穢』小野不由美
『満願』米澤穂信


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『ナイルパーチの女子会』柚木麻子
『ユートピア』湊かなえ
『明るい夜に出かけて』佐藤多佳子


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by dokusho-biyori | 2017-07-17 06:03 | 開催中フェア | Comments(0)

愛と哀しみの遭難文学

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『エンデュアランス号大漂流』エリザベス・コーディー・キメル 訳=千葉茂樹
『おろしや国酔夢譚』井上靖
『完訳ロビンソン・クルーソー』ダニエル・デフォー 訳=増田義郎
『タイタニック百年目の真実』チャールズ・ペレグリーノ 訳=伊藤綺


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『たった一人の生還』佐野三治
『チャンセラー号の筏』ジュール・ヴェルヌ 訳=榊原晃三
『東京島』桐野夏生
『トルコ軍艦エルトゥールル号の海難』オメル・エルトゥール 訳=山本雅男、植月恵一郎


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「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」エドガー・アラン・ポオ 訳=大西尹明 他
『パイの物語』ヤン・マーテル 訳=唐沢則幸
『蠅の王』ウィリアム・ゴールディング 訳=黒原敏行
『漂流』角幡唯介

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『漂流』吉村昭
『漂流の島』高橋大輔
『アイガー北壁 気象遭難』新田次郎
『植村直己 妻への手紙』植村直己


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『神々の山嶺』夢枕獏
『失踪者』下村敦史
『死のクレバス』ジョー・シンプソン 訳=中村輝子
『すぐそこにある遭難事故』金邦夫


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『聖職の碑』新田次郎
『遭難者』折原一
『遭難のしかた教えます 』丸山晴弘
『大岩壁』笹本稜平


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『凍』沢木耕太郎
『灰色の北壁』真保裕一
「宇宙漂流」小松左京


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by dokusho-biyori | 2017-07-16 11:23 | 開催中フェア | Comments(0)

クールでキュートな乗り物小説

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海底二万里』ジュール・ヴェルヌ/江口清訳
コン・ティキ号探検記』トール・ハイエルダール/水口志計夫訳

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『深海大戦』藤崎慎吾
『潜航せよ』福田和代

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『亡国のイージス』福井晴敏
『ボートの三人男』ジェローム・クラプカ・ジェローム/丸谷才一訳

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『ライフボート』シャーロット・ローガン/池田真紀子訳
『いつかぼくが帰る場所』ピーター・ヘラー/堀川志野舞訳

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『計画感染』大原省吾
『ジェリーフィッシュは凍らない』市川憂人

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『シャドー81』ルシアン・ネイハム/中野圭二訳
『飛行士たちの話』ロアルド・ダール/田口俊樹訳

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『ファイアフォックス』クレイグ・トーマス/広瀬順弘訳
『FUNGI菌類小説選集第一コロニー』オリン・グレイ&シルヴィア・モレーノ=ガルシア編/野村芳夫訳

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『夜間飛行』アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ/堀口大学訳
『白バイガール』佐藤青南

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『ハーレーじじいの背中』坂井希久子
『モーターサイクル・ダイアリーズ』エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ/棚橋加奈江訳

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『運転、見合わせ中』畑野智美
『終電の神様』阿川大樹

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『ショートショート列車』田丸雅智
『電車屋赤城』山田深夜

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『ローカル線で行こう!』真保裕一
『ジェットコースターにもほどがある』宮田珠己

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『悪夢のドライブ』木下半太
『A-10奪還チーム出動せよ』スティーヴン・L・トンプスン/高見浩訳

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『大人ボン 41歳からの運転免許編』ボンボヤージュ
『深夜プラス1』ギャヴィン・ライアル/鈴木恵訳

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『スマイルメイカー』横関大
『バスを待つ男』西村健

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『本バスめぐりん。』大崎梢
『ロード&ゴー』日明恩

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『犬と、走る』本多有香
『移動都市』フィリップ・リーヴ/安野玲訳

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『裏山の宇宙船』笹本祐一
『クロックワーク・ロケット』グレッグ・イーガン/山岸真、中村融訳

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『たったひとつの冴えたやりかた』ジェームズ・ティプトリー/浅倉久志訳
『冷たい方程式』トム・ゴドウィン/伊藤典夫訳

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『武装島田倉庫』椎名誠
『星々の蝶』ベルナール・ウエルベル/山本知子訳

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by dokusho-biyori | 2017-06-22 10:12 | 開催中フェア | Comments(0)

この動物に会いたい!

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『ある小さなスズメの記録』クレア・キップス/梨木香歩訳
『犬たちの隠された生活』エリザベス・マーシャル・トマス/深町真理子訳

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『犬の行動学』エーベルハルト・トルムラー/渡辺格訳
『イルカの島』アーサー・チャールズ・クラーク/小野田和子訳

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『かもめのジョナサン』リチャード・バック/五木寛之訳
『カラスの教科書』松原始

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『川の光』松浦寿輝
『キャッツ』トマス・スターンズ・エリオット/池田雅之訳

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『羆嵐』吉村昭
『黒猫/モルグ街の殺人事件』エドガー・アラン・ポー/中野好夫訳

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『猿の惑星』ピエール・ブール/大久保輝臣訳
『助手席のチェット』スペンサー・クイン/古草秀子訳

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『書店猫ハムレットの跳躍』アリ・ブランドン/越智睦訳
『白い犬とワルツを』テリ・ケー/兼武進

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『雀蜂』貴志祐介
『先生、モモンガの風呂に入ってください!』小林朋道

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『旅猫リポート』有川浩
『絵本旅猫リポート』有川浩著/村上勉絵

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『だれも猫には気づかない』アン・マキャフリイ/赤尾秀子訳
『ティンブクトゥ』ポール・オースター/柴田元幸訳

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『動物記』高橋源一郎
『動物の値段』白輪剛史

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『ニャン氏の事件簿』松尾由美
『猫怪談』黒木あるじ、我妻俊樹

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『猫語の教科書』ポール・ギャリコ/灰島かり訳
『野良犬トビーの愛すべき転生』W.ブルース・キャメロン/青木多香子訳

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『ノラや』内田百閒
『パーフェクト・ブルー』宮部みゆき

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『はとの神様』関口尚
『ハラスのいた日々』中野孝次

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『羊飼いの暮らし』ジェイムズ・リーバンクス/濱野大道訳
『ファントム・ピークス』北林一光

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『フィンチの嘴』ジョナサン・ワイナー/樋口広芳、黒沢令子訳
『魔女は甦る』中山七里

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『幻の動物たち』ジャン=ジャック・バルロワ/ベカエール直美訳
『約束の森』沢木冬吾

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『雪男は向こうからやって来た』角幡唯介
『りっぴさんと過ごした4012日』加藤惠美子

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『吾輩は猫である』夏目漱石
『私は猫ストーカー』浅生ハルミン

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『笑うカイチュウ』藤田紘一郎
『わるいうさぎ』中島さなえ

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by dokusho-biyori | 2017-06-17 10:35 | 開催中フェア | Comments(0)

出し抜け企画・原田マハ『独立記念日』座談会 前編

御用とお急ぎでない方は、さぁお立ち会い!

原田マハさんと言えば、『楽園のカンヴァス』を筆頭に、
『カフーを待ちわびて』とか『キネマの神様』とか『永遠をさがしに』とか、
今年2016も『暗幕のゲルニカ』とか『リーチ先生』とか、
良作傑作を連発していて代表作を一つに絞るのが難しいくらいな訳ですが。

ではそのマさんの『独立記念日』という短編集は、皆さん、ご存知ですか?
年齢も職業も様々な二十数人の女性たちの新しいチャレンジを描いた連作で、
これが、読めば誰もが勇気を貰える素敵な作品!

その『独立記念日』が、この度、装いも新たに大重版されまして、
これを機に、発売元のPHP研究所の二人プラス不肖・沢田が
作品の魅力を存分に語り合いました。

読書日和の出し抜け企画、『独立記念日』座談会、はじまりはじまり。

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沢田
さてお疲れ様です。本日お集まり頂いたのは、三人で原田マハさんの連作短編集『独立記念日』(PHP文芸文庫)の魅力を語り合おうと。

井上
自社本の中でも、特に好きな作品の一つです。

沢田
私もこないだ初めて読んで、なんだこの傑作は! と。書店員として、こういう本はもっと世に知らしめねばならん、と。

兼田
そうまで言って頂けると、編集者冥利に尽きます。

沢田
まぁそんな訳で、まずは軽く自己紹介から。

井上
PHP研究所第一普及本部の井上明日香と申します。簡単に言えば営業職で、丸善津田沼店さんも担当させて頂いております。本日は宜しくお願い致します。

兼田
PHP研究所文藝出版部の兼田将成と申します。この度の『独立記念日』の編集を担当致しました。担当した作品の魅力を編集者自らが語る機会などそうそう無いので、本日は嬉しい反面、おこがましいような気もします。

沢田
そして私、丸善津田沼店の沢田史郎が、進行役も務めさせて頂きます。宜しくお願い致します。
早速ですが、装丁が変わりましたね。

兼田
はい。ゴッホの「花咲くアーモンドの木の枝」という作品です。原田マハさん曰く「大好きなゴッホの作品の中で、もっとも明るく美しい一点を、『独立記念日』の表紙に選びました」とのことです。

沢田
透明感のある青が売り場で映えそうだ。

兼田
「花咲くアーモンドの木の枝」は、ゴッホが、自分の弟に子供が誕生したことがきっかけで描かれた絵画です。「新しい命の誕生」「再生」といった意味が込められています。

井上
様々な立場の女性たちが再スタートを切る『独立記念日』に、まさにぴったりですね!

沢田
で、まずは未読の方の為に、この作品の大雑把な説明が要ると思うんですが。

井上
作中、とある編集者がまさに『独立記念日』という書籍を担当するくだりがありますが、そこでは《 会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編集 》と言ってますね。

兼田
文庫の表4(裏表紙)には、こんな紹介を入れました。
《 恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷いや悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集 》
 
沢田
では、その24の短編の中で、特に印象に残ったのは?

井上
16話目の「おでき」です。

沢田
喫茶店でバイトする大学生の話だ。

井上
地元から大学進学のために上京していたり、私と共通した点が多くて、自分のことを思い出しながら読みました。

沢田
あ、地元どこなの?

井上
私、広島県出身なんです。東京に行きたい! と意気込んで大学進学の際に一人で上京してきたのですが、何か辛いことや悲しいことがあると故郷にいる家族のもとに帰りたくなっていました。

沢田
帰るところがあるって、いいよね。「おでき」は、一人で東京に出ていった次女を遠くから見守る母親の姿が、描写は殆ど無いのに読者に想像させるよね。あれが凄いなぁと思った。なんか、さだまさしの『案山子』を彷彿させられた。
♪ 元気でいるか 街には慣れたか 友だちできたか 寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る~
って、歌わせんなよ(笑)。兼田さんの好きな短編は?

兼田
やはり「幸せの青くもない鳥」でしょうか。この短編は、半分以上が、私の実体験がベースになっているお話なので、思い入れが強いですね。

沢田
え、マジで!? どういうこと?

兼田
北関東のとある町の社会人バスケットボールチームの監督さんをスポーツ・ノンフィクション作家の先生と訪問取材することになったんです。それで、その日の午後、駅に着いて、監督のご自宅にうかがう住宅街の中で、その作家の先生が、「兼田さん、肩にインコがとまってますよ!」って。

沢田
何だそりゃ(笑)。

兼田
「えっ!?」って自分の肩を見たら黄色いインコが! もうびっくりでしたよ。驚きのあまり「ワッ」っと追い払ってしまったんですが、何度追い払っても私の肩に戻ってくるんですよ。そうこうしているうちに監督さんのお宅に着いてしまい、肩に乗せたまま「はじめまして、ご連絡差し上げたPHP研究所の……」とご挨拶しました。

井上
マンガみたいですね(笑)。

兼田
もう、監督さんは、本当に「コイツ何?」って顔をしていましたね。

沢田
そりゃそうだろうね(笑)。

兼田
事情を説明したのち、一旦、監督宅で預かろうかという話も出たんですが、「止まった場所で放せば、インコも飼われていた家にとんで帰るのでは?」ということになり、私が放しに行ったんです。で、せっかくだから記念に、左肩のインコを携帯のカメラで写真に撮ろうって(笑)。

井上
何の記念ですか(笑)。

兼田
そしたら携帯の液晶画面の中に白い軍手がパッと伸びてきて――。「うちのインコです。どうしてあなたが?」と男性に声をかけられました。なんとその方が、インコの飼い主だったんです! なんでも会社を休んで朝から探していたそうです。

沢田
マンガみたいだ(笑)。

兼田
聞けば、同居していたお祖母さんが、朝布団を干そうとしたら、籠に布団が当たって、インコが逃げたらしいんですね。もう、お孫さんが泣いて泣いて仕方がなかったそうで、お父さんであるその男性は朝から探しまわっていたとのことでした。

沢田
お孫さん、喜んだろうねぇ(笑)。

兼田
インコを飼われていたご家族とは今でも年賀状のやり取りがありますし、あの黄色いインコが私の肩に止まった翌日に、弊社刊『利休にたずねよ』(山本兼一 著)が直木賞を受賞したという吉報が舞い込んだので、「あれは幸せの黄色いハンカチならぬ、幸せの黄色いインコだったんだね」と今でも編集長と語り合っています。

井上
本当に、「幸せの青くもない鳥」ですね

兼田
「雪の気配」も好きな短編のひとつです。

沢田
「雪の気配」は、バーテンとしてのキャリアをスタートさせる女性が、人生をカクテルになぞらえる場面があるじゃないですか。

兼田
《 人生、甘くない。苦いし辛いし酸っぱいし、けっこうとんでもない。でも、そういう味をちょっとずつブレンドするからこそ、美味しくなるのよね 》という部分ですね。

沢田
そうそう、それ。いいセリフですよね。

井上
沢田さんは、どの短編がお好きなんですか?

沢田
この短編集、つまらない話が一つも無いから難しいんだけど、頭から読み進めて最初に「あれ!? この本、傑作かも」と思ったのは「真冬の花束」だなぁ。

井上
イジメが絡む、結構、重苦しいお話ですよね。

兼田
主人公は高校の教師で、担任するクラスで一人の女子生徒がどうもイジメの標的になってる気配がある……という、かなり難しい立場ですね。しかも、自分自身も子どもの頃にイジメに遭った体験があるという……。

沢田
イジメられていた中学生時代の回想シーンで、14個のつぼみを持つ菊の花が、或る日いっぺんに開く場面。通勤の車内で読んでて、ズシンと響いた。《 ただそれだけのことだったのに、私は涙した。小さなつぼみが開いただけなのに、私の世界はその瞬間に変った。そんな瞬間が誰にだって訪れる。それは真紀にも等しく訪れるのだ、と教えたかった 》って、ここだけ抜き出しても未読の人には何のことだか分からないだろうけど、読みながら主人公と一緒になって、真紀に向かって声援を送っていた。

兼田
一応、未読の方向けに説明すると、真紀というのが、主人公が担任するクラスでイジメられているっぽい生徒ですね。

沢田
その真紀ちゃんが、主人公にメールするじゃない、武者小路実篤の詩の解釈をめぐって。その何度目かで主人公が《 『正解』思わずつぶやいた。ついでに小さくガッツポーズまでしてしまった 》っていうここの場面で、おいらも本当に小さくガッツポーズしたくなったよ。「ヨッシャ!」って。真紀ちゃん、頑張れ! って。


⇒後編に続く

















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by dokusho-biyori | 2016-11-09 09:39 | 開催中フェア | Comments(0)

出し抜け企画・原田マハ『独立記念日』座談会 後編

⇒前編から続く
 
 
兼田
好きな場面と言えば、私は「空っぽの時間」の中の、ラストシーンが好きです。《 楽しみじゃない? 一から始められるなんて。すごいじゃない? 誰にも頼らないなんて 》という言葉に、連載の原稿をいただいた時、ぱっと目の前が明るくなるような感覚を覚えました。

井上
失業保険を貰いながら次の道を探ってる元同僚に、主人公が言うセリフですね。

沢田
こういう、価値観の大逆転みたいなのって、この作品集のテーマの一つだと思うんです。災い転じて福と為すっつーか、人間万事、塞翁が馬みたいな。

井上
なるほど、そうかもしれないですね。
私は「おでき」の中の、《 特効薬はたぶん、故郷にあるんだ 》というセリフがとても印象に残っています。
実家が東京の友達に「地元(故郷)があるっていいよね」と言われるたびに、「いやいや、実家が東京なの羨ましいよ」と思っていましたが、『独立記念日』のこの箇所を読んで、「故郷があってよかったなあ」という気持ちになりました。これも一つの、価値観の逆転ですよね。

沢田
そう言われて、ふと思ったんだけど、同じ「価値観の逆転」でも2種類あることに気がついた。一つは今井上さんが言ったみたいな、「隣りの芝生は青いと思ってたけど、振り向いて見れば自分の庭も捨てたもんじゃないかも」っていう、何て言うか、他人との比較の上の話。

兼田
第1話の「川向うの駅まで」などは、その典型ですね。川向うの街は、自分が住む町に比べて、なんてオシャレであかぬけているんだろう、と。

沢田
もう一つは完全に自分の中で閉じてる価値観で、例えば第2話の「月とパンケーキ」なんかはこれですね。亭主に先立たれて子どもも亡くして、私は幸せとは無縁なんだって。

井上
どちらのケースも、実際はそうとは限らないと言うか、この先に幸せなことが起こるかも知れないのに、自分で勝手に諦めちゃってる感じなんですよね。

兼田
ただ、生きていく上で悪いことが重なると、「自分はどうせ幸せにはなれない」という気になってしまう時も、誰だってあると思うんです。

沢田
或いは、今がツラいと、周囲の人たちが皆ラクで幸せで楽しげに見えてきたり。「よその会社はボーナスいっぱい貰えていいなぁ」とかね。

井上
そんな時にこの本の主人公たちは、ちょっとしたきっかけから「あれ? 私、それほど不幸じゃないのかも」と気付くんですよね。

沢田
そのきっかけってのが、些細な――ここで言う「些細な」ってのは「周りから見れば」という意味で、本人にとっては決して「些細」ではないのかもしれないけど、とにかく思いがけないことから、自分の未来をもう一度信じてみる気になる、そのプロセスが本当に素敵だし、読者を勇気づけてくれる小説だと思う。

兼田
壁にぶつかって、視野狭窄に陥っているような時にも、一歩下がって眺めれば、その壁は案外低いかもしれませんし、実は壁の端っこに穴が空いていてそこから突破できる、なんてことが見えてくるかもしれませんしね。

井上
あ、深いですね。メモしておきます(笑)。

沢田
第6話「転がる石」で、色々行き詰ってしまった主人公に心療内科の先生が助言しますけど、あれと一緒ですね。
《 『案ずるより産むが易し』ってことわざ、知ってますか? こんなことしたら、こうなっちゃうんじゃないか。こう言ったら、こう言い返されるんじゃないか。そう考えてなかなか行動できない。けど、思い切ってやってみれば、けっこう想像もしなかったほうに、物事っていうのは転がっていくものですよ 》
 
兼田
そういう意味では、この本は頑張ってる女性だけでなく、例えば新生活が始まって新しい職場や学校に戸惑いを覚えている人たちにも、是非読んで貰いたいですね。

井上
私はこの本を読み終えたとき、中高時代の友人に読んでもらいたいなと思いました。

沢田
と言うと?

井上
この間久しぶりに中高時代の友人数名と会う機会があったのですが、みんな様々な悩みを抱えていることに驚いたんです。学生時代は同じ環境で生きていて、抱える悩みも友人関係とか勉強とか似たようなものだったのに、進学したり就職したりそれぞれの道を歩くようになって、みんな様々な壁にぶつかりながら頑張っているんだなあと感慨深くなりました。

沢田
太宰治が「東京八景」の中で、こんなこと言ってるよ。《 人間のプライドの窮極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか 》
 
兼田
辛い思いや悲しい経験も、「あの日があって良かった」と後からそう振り返ることができるようになれば、きっとその日が「独立記念日」に変わって行くのかもしれませんね。

沢田
お、井上さん、メモりなよ(笑)。

兼田
あれ? 話していて思ったけれど、ということは「過去は変えられない」なんて言いますが、確かに、起こった事象を変えることはできないけれど、それをどう受け取るかは変えることができますね。

沢田
あ、それは実感あるわ。もう10年以上前の話だから言っちゃうけど、めちゃくちゃ売れる大規模店から、もっとこじんまりした、売り上げ規模で三分の一程度の店に異動になったことがあって、当初は凄く気落ちしたし、何しろ売り上げ冊数も金額も一気に小さくなったから張り合いが無くって、モチベーションをどこに見つけたらいいか分からなくって苦しんだんだ。

井上
沢田さんにもそんな時代があったんですね。驚きました。

沢田
うん。でも、今はあって良かったと思ってるの。

兼田
それはまたどうして?

沢田
いや、大型店に勤務してる頃のおいら、店の集客力で売っているだけなのに、それを自分の力だと勘違いしまくっていて、自分のことをめっちゃ仕事が出来る書店員だと思ってたの、いやマジで(笑)。だけど、異動先の店では、やっぱりその店の身の丈でしか売り上げを上げられない訳じゃん。
「なんだ、俺が凄いから売れてると思ってたけど、あれ全部、俺の実力じゃなくて店の集客力じゃんか」
って、その時気付いた。あの経験は、今思えばありがたい。

兼田
では、10年前のその日が、沢田さんの「独立記念日」かもしれないですね。

沢田
一つのきっかけだったことは確かですね。井上さんには、そういう経験ある?

井上
大学進学で上京した時だと思います。これまで住んできた場所や人間関係と関わりを絶つということではなく、新しい世界で自分なりに頑張ってみよう! と前を向いていたと思います。

沢田
確かに、実家を出るってのは、否応無く「独立」につながるよね。兼田さんは?

兼田
まだ、しっかりとした「独立記念日」といえる日はないですが、ターニングポイントといえる日は、高校生のときの夏の甲子園予選で大敗した時ですかね。

井上
大敗ですか?

兼田
小さいころから野球をやってきて、それこそ、毎晩素振りして、実家が農家だったので、雨の日も農機具倉庫とかで素振りして頑張ってきたんですけど、あっさり負けてしまいました。対戦相手も、当時の甲子園常連校で「ミラクル宇部商」とか呼ばれていた宇部商業高校で。

沢田
おぉ、宇部商! 門外漢の俺でも名前は知ってるぞ。

兼田
「なぁに、相手も同じ高校生」と思って臨みましたが、実際は、圧倒的な力の差を感じました。「えー、あのコースをそこに打っちゃうの!?」みたいな。世界の広さを見せつけられた感じでした。

沢田
そんなに違うもんなんだ!?

兼田
ええ、そりゃあもう。次元が違いました。

井上
それまでの練習を頑張っていた人ほど、キツいと言うか、傷ついちゃいそうですね。

兼田
確かに負けて悔しいのは悔しいんですが、妙に吹っ切れたというか、一区切りついたな、と実感したんです。当時の仲間と会うと、その時の話は出ますし、今ではいい思い出ですね。

沢田
なるほど、負けた相手が宇部商なら、胸張って言えるもんね。

井上
「大敗」みたいな嬉しくない出来事も、独立のきっかけになるんですね。

沢田
ならば、今後、例えば「今年は○○から独立しよう」みたいなことは、あったりします?

井上

どういうことですか?

沢田
例えばおいら、「ランキング」とか「点数」から独立しようと思ってるの。

井上
ますます、どういうことですか(笑)?

沢田
いや、「ランキングとか点数とかでしか評価出来ないのって、つまらんな」と思ってさ。仕事柄ある程度は関わらざるを得ないけど、自分が見たいもの、食べたいもの、行きたいとこ、そんなことぐらい他人の価値観ではなく自分で決めよう、と。

井上
確かに、本だけでなく食べ物でも映画でも、ランキング1位のものが必ずしも自分に合ってるとは限りませんよね。

兼田
私は、独身生活から独立しよう! ですかね。独身なんだから独立してるじゃん! とも思えますが、一人だと甘えてしまう部分もありますので、誰かのために、との思いを持って、その思いで以って、自らを律したいなーと。

沢田
自分の意志だけでどうにかなる問題でもないから、大変だ(笑)。

井上
実はもう、意中の人がいたりして(笑)。

沢田
そういう井上さんの「独立」は?

井上
私は、当たり前からの独立! ですね。毎日当たり前のように過ごしていますが、いつ変化が訪れるかわからないということに、『独立記念日』を読んで改めて気づいたので、一日一日を大切に頑張りたいなと思います!

兼田
一日一日を大切にっていうのは、簡単ではなさそうですけど素敵な目標ですね。

沢田
そんな訳で、長々と語って参りましたが、最後に一つ。『独立記念日』にキャッチコピーをつけるとしたら?

井上
「新たな一歩を踏み出せる一冊」とか。

沢田
うん、やっぱそういう方向だよね。俺は「すぐそばにある幸せを、見落としている人たちへ」って感じかなぁ。

兼田
「昨日に負けないで。明日を信じて」ですかね。

沢田
昨日に負けないって、いいね。

兼田
負けないっていうのは、もっと掘り下げて言えば、「とらわれないで」という意味ですかね。人生、勝ちっぱなしっていう人は、ほとんどいないでしょうから。負けを経験したことのない人は皆無だと思います。でも、その「負け」から何を学び、どう立ち上がって歩んでいくかの方が大切ですし、難しいことですから。

沢田
何を以って「負け」とするかも、考え方次第で大きく変わりそうだしね。

井上
逆に「負け」から学んで前進出来れば、それはもう「負け」ではない、とも言えそうですね。

沢田
お、深い。メモっていい(笑)?



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by dokusho-biyori | 2016-11-09 09:38 | 開催中フェア | Comments(0)

江戸川乱歩賞60年

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by dokusho-biyori | 2014-08-14 00:18 | 開催中フェア | Comments(0)