ごあいさつ

丸善津田沼店の有志スタッフが発行しているフリーペーパー『読書日和』のブログです。『読書日和』は2011年10月創刊以来、毎月25日を目途に発刊、店頭でお配りしています。尤も、目標通り25日に出た試しは殆どなく、大抵は28日とか29日辺りにずれ込みます。

あくまでもサークル的な活動であって、必ずしも丸善の公式発表・見解を表すものではありません。オフィシャルな発表に関しては丸善ジュンク堂書店のホームページ等をご覧下さいませ。

頂いた質問やご意見などについては可能な限り返信致しますが、全てに対応することはお約束出来かねます。

以上、あらかじめご了承ください。

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# by dokusho-biyori | 2017-12-31 20:29 | ごあいさつ | Comments(0)

孤独を抱きしめる

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『108年の幸せな孤独』中野健太 KADOKAWA
『火の鳥 未来編』手塚治虫 角川文庫


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『戦う君と読む33の言葉』千田琢哉 KADOKAWA
『狂人日記』色川武大 講談社文芸文庫


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『二十億光年の孤独』谷川俊太郎 訳=ウィリアム・I・エリオット、川村和夫 集英社文庫
『淋しいのはお前だけじゃな』枡野浩一 集英社文庫


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『透明人間は204号室の夢を見る』奥田亜希子 集英社
『沈黙』遠藤周作 新潮文庫


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『そうか、もう君はいないのか』城山三郎 新潮文庫
『人の砂漠』沢木耕太郎 新潮文庫


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『ターン』北村薫 新潮文庫
『孤独の歌声』天童荒太 新潮文庫


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『リア王』ウィリアム・シェイクスピア 訳=福田恒存 新潮文庫
『孤独の発明』ポール・オースター 訳=柴田元幸 新潮文庫


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『ハリネズミの願い』トーン・テレヘン 訳=長山さき 新潮社
『百年の孤独』ガブリエル・ガルシア・マルケス 訳=鼓直 新潮社


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『くますけと一緒に』新井素子 中公文庫
『孤独であるためのレッスン』諸富祥彦 NHKブックス


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『火星の人』アンディ・ウィアー 訳=小野田和子 ハヤカワ文庫SF
『いつかぼくが帰る場所』ピーター・ヘラー 訳=堀川志野舞 早川書房


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『孤独な祝祭 佐々木忠次』追分日出子 文藝春秋
『生きる』乙川優三郎 文春文庫


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『孤独について』中島義道 文春文庫
『片想いさん』坂崎千春 文春文庫


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『孤独論』田中慎弥 徳間書店
『独りでいるより優しくて』イーユン・リー 訳=篠森ゆりこ 河出書房新社


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『夜にはずっと深い夜を』鳥居みゆき 幻冬舎
『あぁ、だから一人はいやなんだ。』いとうあさこ 幻冬舎


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『孤独の価値』森博嗣 幻冬舎新書
『孤独と不安のレッスン』鴻上尚史 だいわ文庫


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『独り居の日記』メー・サートン 訳=武田尚子 みすず書房
『「孤独」は消せる。』吉藤健太朗 サンマーク出版


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『複製された男』ジョゼ・サラマーゴ 訳=阿部孝次 彩流社
『孤独の愉しみ方』ヘンリ・デーヴィド・ソロー 訳=服部千佳子 イースト・プレス


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『ひとりぼっちの幸せ』みつはしちかこ イースト・プレス
『孤独な世界の歩き方』村上裕 イースト・プレス


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『僕にはまだ友だちがいない』中川学 KADOKAWA
『孤独がきみを強くする』岡本太郎 興陽館


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『さびしい宝石』パトリック・モディアノ 訳=白井成雄 作品社
『ランドセル俳人の五・七・五』小林凛 ブックマン社




































































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# by dokusho-biyori | 2017-11-23 06:11 | 開催中フェア | Comments(0)

残る言葉、沁みるセリフ2017

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《 人工物には完全がありますが、生物に完全はありません 》

 奥田亜希子の作品はいつも、人間の不完全さを肯定してくれる。それは、欠点も短所も放っておけという意味ではなく、パーフェクトな人間など存在し得ない以上、不完全であることが、或いは不完全である度合いが、その人の存在価値を左右する要素ではないと、そう言っているように僕には思える。



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《 だって、誰も引き取りに行かなかったら、こいつはピンチだったんですよ、大ピンチですよ。ピンチは救うためにあるんでしょうに 》

 飼い主が見つからず、保健センターで処分される寸前だった犬を、後先考えずに引き取った西嶋くん。その友人が「処分される野良犬を見かける度に引き取ってたらキリ無いぜ」的な事を言う。まぁ、それはそうだろう。だけど西嶋くんは、上記の如く、毅然と言い返す。
 目の前で困ってる者があるなら助ける。大事なのは、キリがあるかどうか、ではないんだな。



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《 世界平和とか人類共通の愛とかは、ジョン・レノンみたいな人たちに任せておけばいい。俺は家族とか友達とかお客さんとか、たまたまなついた野良猫とか、目の前のもんのために尽くしたいし、それが精一杯だ 》

 それで充分なんじゃなかろうか。ってか、いつも、いつまでも、それをやり続けられる人は、歴史には残らないけど英雄だと思う。



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《 義理も縁もない他人に何かを頼むとき、『協力してくれるべき』とか『してくれるだろう』とか甘い見通し持ってる奴は絶対失敗するわ。協力って期待するものでも要求するものでもなくて、巧く引き出すものなのよ 》

《 甘い見通し 》って言うか、自分だけの価値観に基づいた〈 正しさ 〉なんだよな、「~べき」っていうのは。それぞれの立場によってそれぞれの「~べき」があって当然だし、それぞれの〈 正しさ 〉もある筈なんだが、テンパってる時はそれが見えずに、己の「~べき」だけをつい主張したくなるんだけど、それじゃあ上手くいく訳ゃないよな。



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《 無理だ、とは言わない人たちが、科学の歴史を作ってきたんだよ 》

 世界的規模の陰謀が進行する傍らで、そうとは知らずに、薬学を専攻する主人公が人類の未来を握る新薬の開発に邁進する。その研究を諦めかけた時に、相棒が静かに主人公に告げる名セリフ。「科学」の部分は、色んな言葉に置き換えられるような気がします。



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《 ごきげんよう。なによりも、快活でいらっしゃるように。人生をあまりむずかしく考えてはいけません。おそらくほんとうはもっとずっと簡単なものなのでしょうから 》

 元々は、ロシアの文豪・チェーホフが恋人だか友人だかに宛てた手紙の一節。主人公の憲太郎が、人生に迷った時、生きることに疲れた時、日々の暮らしに嫌気がさした時などに、自分に向かって呟く言葉。『草原の椅子』は、登場人物たちが、進路を塞ぐ障害物を一つずつ取りのけながらゆっくりと歩んでゆく小説。







































































































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# by dokusho-biyori | 2017-11-08 06:24 | 残 る 言 葉 沁 み る セ リ フ | Comments(0)