読書日和

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「読書日和」備忘録

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三者三様

いやはやお久し振りでございます。
色々書きたいことはあったんですが、まぁ貧乏ヒマ無しで……。

で、今回は薄給の書店員の数少ない「役得」のお話。
と言えばお解りかも知れませんが、
そうです、人気作家、ベストセラー作家とお会いする機会が
一般の人と比べると抜群に多い、ということです。
今日は、そんな機会に作家さんに伺ったお話。

随分前になりますが、福井晴敏さんにお会いした時のこと。
僕は福井作品のなかでも『亡国のイージス』(講談社文庫)がとりわけ好きなんですが、
その終盤に出てくるとあるセリフで、涙腺が崩壊した記憶が強烈でした。
福井さんにお会いした時に、今こそと思って訊いてみたんです。
「ああいうセリフは、どうしたら思いつくもんなんですか?」と。
福井さん、即答。
「あれは、キャラクターが勝手に言いました」

さて、先日『透明カメレオン』(KADOKAWA)が刊行された際、
わざわざご来店下さった道尾秀介さん。
道尾さんの流れるような文章が大好きな僕は、やはり訊きました。
「ああいいう文章は、練って練って仕上げていくんですか?」と。
道尾さん、「いやぁ~~~」と唸った挙句、
「練ったヤツは面白くないんですよねー。
ふわっと浮かんで来てくれればいいんですけど、一度練り始めちゃうともうダメですね」

そして、今日、『誓約』(幻冬舎)を刊行された薬丸岳さんがいらしてくれました。
当然、僕は訊いたんです。
「よく、文章が降りてくる、みたいなこと言うじゃないですか。
実際にそういうことあるんですか?」と。
薬丸さん曰く
「締め切り前なんか、〝 降りてくるなら悪魔に魂を売り渡してもいい 〟 とさえ思いますけど、
降りて来ないですねー。今までに一回も無いですね、そういう経験。
〝 降りてくる 〟 なんて人とは、仲良くなれないかも知れないですね」

だそうです(笑)。
そんな薬丸さん、色紙も何回も書き直して一生懸命書いてくれました。
写真は、記念に貰った書き損じ。これはこれで貴重かも!?
書き損じてない方は、是非店頭でご覧下さい。

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by dokusho-biyori | 2015-04-03 23:20 | サワダのひとりごと | Comments(0)